2018.07.13

ピザ海外事情

『ところ変われば意味変わる?!「ピザ」を外国語で表してみた』

ピザナイフ

日本には、外来語や日本語英語と呼ばれる言葉がたくさんあります。
元々日本語だったものが世界共通語になっているもの、例えば「すきやき」「てんぷら」もあれば、英語がそのまま日本語でも通用する言葉もあります。
英語で「pizza」をアメリカでは「ピザ」、イタリアでは「ピッツア」と呼ばれています。
それでは他の国ではどうなのでしょうか。
例えば中国では?ロシアでは、フランスでは何というのでしょうか。
海外旅行に行ったときに困らない、ピザの文字と読み方をご紹介しましょう。

pizzaの言葉の意味

イタリアの国民食ピザは、イタリアのフォカッチャが原型とされています。
イタリアのナポリで、メキシコから運ばれてきたトマトをオリーブオイルとガーリックで煮込んだトマトソースをパンにのせて焼いたのが始まりといわれています。
その後、漁師たちが売れ残りの魚介類や雑魚をトッピングしたピザがペスカトーレの始まりといわれています。
他にも、バジルとチーズをマリナーラソースの上にトッピングし、イタリア王妃マルゲリータに献上したところから生まれたのが、ナポリピザの王道「マルゲリータ」です。

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ピザは、イタリアの各地に広がり長い歴史を経て、色々な具をのせたり食べ方をし、さらに、アメリカに渡ったイタリア系の移民、戦後イタリアに滞在したアメリカ兵と、複数のルートをたどり、現在に至っています。
pizzaという言葉の語源は諸説あり、明確にこれというものはありません。
一説では、ラテン語のpinsere(平らに潰す)から来たというものもありますが、イタリア発祥ということを考えると、イタリア語のpizzicare (引っ張る)というのが有力ではないかとも言われています。
また、古代ギリシア語から派生した俗ラテン語のpitta(発酵させた生生地)という意味の言葉もあります。
pizzaという言葉そのものは、997年に南イタリアで書かれたラテン語の言葉にすでにあり、かなり古くから使われていた言葉であることは、間違いないようです。
ピザは複数のルートをたどる中でピザの耳を食べる食べない、という文化の違いや、手で食べる、ナイフとフォークを使って食べるといった生活様式の違いも現れ、今ではイタリア風のピッツアと、アメリカのピザが世界のピザの主流になっています。
さらに、イタリアがルーツのはずのピザですが、今ではイタリアよりもフランスやアメリカの人の方が多く食べていて、お店の数も多くなっています。
今やpizzaは、万国共通語になっています。

pizzaの外国語を紹介

ピザを中国語では「比萨」と書いて「ピーサ」「ピーザ」と読みます。
言葉は読み書きの2つがあり、日本語のように書き方が「漢字」「ひらがな」「カタカナ」と3種類ありさらに「読み方」の4つに分類されるものは少なく、ほとんどは「書き方」と「読み方」になります。
ピザの場合、書き方のスペルはほぼ英語圏の文字を使う国では万国共通になり、欧米ではスペルは全て「pizza」になります。
そのため、イタリア語の「pizza」は、フランス語・ポルトガル語・ロシア語「pizza」、アメリカでもイギリスでも英語で「pizza」と書きます。
アジア圏では中国のように漢字で表す国の他、韓国のハングル語で「피자」と書きますが、ベトナムやマレーシアでは欧米と同じ「pizza」になります。
ちょっと変わったところでは、リトアニア語で「pica」となりますが、ピカとは読まないようです。
タイ語やインドのヒンズー語、同じヨーロッパのブルガリア語では、その国の文字になり違う書き方になりますが、読み方はいずれも「ピザ」または「ピッツア」になります。

まとめ

知らない国に旅行に行き現地の食べ物を食べるのも楽しいですが、迷った時や飽きたときは、定番のお店を探してしまいます。
日本と同じファストフード店やピザ専門店があれば、安心してお店に入ることができます。
しかし、注文の時に何と言ったらいいかわからない、という経験はありませんか。
でも、大丈夫です。ピザは、万国共通で「ピザ」です。これからは、海外で迷ったら「ピザ」を注文しましょう。

 

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