2018.07.11

『ピザって発酵のあり・なしでおいしさが変わるってホント??』

メーター

本格的なピザは、イタリアやアメリカではパン生地と同じような材料と製法で作られています。
日本でも、イタリア風・アメリカ風と強力粉イースト菌酵母を使って作る専門店やレシピがたくさん紹介されています。

しかし、一方で簡単にできる、発酵時間が必要ないフライパンでも作れるピザに人気が高まり、家庭や中学・高校の調理実習でも作られています。

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発酵あり・なしの材料の違い

ピザ生地

ピザ生地の発酵のあり・なしの一番の違いは、材料で使うドライイースト酵母です。
発酵の時間をしっかりと置いて作るピザ生地のほとんどは、ドライイーストまたはビール酵母などを使用します。

しかし、発酵をしない生地では、ベーキングパウダーを使うものが一般的です。
中には、ドライイーストもベーキングパウダーも使わず、小麦粉オリーブオイルだけというものもありますが、こちらはピザ生地というよりも、お好み焼きの生地にピザの具をトッピングしたという感じです。

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ドライイーストを使わない、発酵せずにベーキングパウダーを使うなんて邪道、もちもち感がなくなると思われるかもしれませんが、意外と美味しくてしっかりと歯ごたえもあります。
ドライイーストもベーキングパウダーも配合する理由は、熱を加えると膨らむという性質でピザ生地のもちもちふわふわとした食感を味わうためです。

ドライイーストは水を吸収し温かい場所に置くことで、酵母が発酵します。
その時に、糖を分解しアルコールと炭酸ガスを発生させます。そのために膨らんできます。
ただし、糖の分解には時間がかかるため、どうしても寝かせるという時間が必要になります。

ベーキングパウダーは「重曹」です。ベーキングパウダーは温かい水を加えると、炭酸ガスを発生します。ベーキングパウダーと重曹は正しくは違いがあり、重曹はそれだけだと苦みがあるため、お菓子には向きません。
そこで、中和剤としてのコンスターチが配合されたベーキングパウダーをお菓子やピザ作りには使用されています。

ドライイーストもベーキングパウダーも、どちらもピザ生地を膨らませるために使用されている材料になりますので、代用品として使われることが多いということです。

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発酵あり・なしの作り方と出来上がりの違い

ピザのばし

発酵ありとなしの絶対的な違いは、生地を作るまでの時間です。
ドライイーストを使って発酵をさせた場合は、発酵時間30分~45分ほどかかります。

発酵をする間に一定の温度を保つことも必要で、ホームベーカリーを持っていたりオーブンレンジに発酵機能があればいいですが、面倒という人もいます。

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一方、ベーキングパウダーを使うピザ生地は、ひたすらこねるだけです。
とにかくしっかりとこねて、そして伸ばすということで、中学・高校の短時間で仕上げなければいけない調理実習で人気のレシピになっています。

家庭でも簡単にできるということで、ホームパーティなどで作る人も増えています。
しかし、ドライイーストでじっくりと発酵し膨らませた生地の方が、生地がしっかりとして小麦を焼いたときの風合いにコクが出ます。

一方、ベーキングパウダーで短時間で作ったピザ生地は、小麦の独特の生っぽい臭いが残ってしまいます。
さらに、ベーキングパウダーの場合は、焼くときのタイミングや温度で膨らみが足りなく、生地にふわふわ感が出ないということもあります。

出来上がりが美味しいのは、やはり時間と手間をかけたドライイーストのようです。
フォンターナの生地で使われている酵母は、パンの発酵に適したイースト菌です。
そのため冷凍をした状態で家庭に届いてもフライパンでふわふわの生地を楽しむことができます。

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まとめ

薪窯ナポリピザ・フォンターナでは、イースト菌を使ってしっかりと発酵をした生地を使用しています。
家庭では出せない味とふわふわ感をお届けしますので、ぜひお楽しみください。

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