2018.03.27

ピザの具材

『ピザの生地に使われる原料となる粉について詳しく解説します』

ピザ生地

家庭でも簡単に生地から「ピザ」が作れるのをご存知ですか?
しかも、頑張ると30分くらいで作れます。

ただし、ガスオーブンを持っている場合で、普通のレンジオーブンの場合はさらに20分くらいかかります。
それでも、頑張ると1時間くらいで、生地からピザを焼くことができます。

それでは、ピザを美味しくする、土台となる「生地」のお話をしましょう。

ピザ生地に使われる小麦粉についてまとめました

小麦粉の種類で違う生地の食感

小麦粉には「薄力粉」「中力粉」「強力粉」の3種類があることをご存知ですか?

ピザ生地は、この中の「薄力粉」「強力粉」を利用

薄力粉

私たちが、日常的に小麦粉と言っているのはこの中の「薄力粉」です。
薄力粉はケーキクッキー天ぷら粉などに使う小麦粉です。

グルテン(たんぱく質)の量が一番少なく、軽くさっくりした食感を出すものによく使用されます。天ぷらの衣は、さっくりした方が美味しいですよね。

薄力粉にはさらに数種類があり私たちがスーパーなどで手にする、一番安価で購入できるのはアメリカ産の小麦を使ったものです。

高級感のあるお菓子などに使われるのは、キメの細かい製菓専用の小麦粉、北海道産小麦粉フランス産の小麦粉などが使われます。

メーカーも大手の「日本製粉」「日清製粉」の他に、地元産の小麦を販売している企業もあります。
それぞれが、薄力粉だけで4~5種類を販売しています。

ピザに入れる薄力粉は、強力粉の弱点を補うために配合されることが多いので、普通のもので大丈夫です。

ピザを薄力粉のみで手作りしたらこうなった!気になるそのお味をレポート!

強力粉

強力粉はパンの原料として使われます。グルテンの量が多く粘性と弾力性の豊かさが特徴です。

もっちりとした食感が必要なパンやパスタに向いている小麦粉ですが、ケーキのスポンジに利用すると硬くてぼそぼそした生地になってしまいます。

強力粉も、日清製粉日本製粉のそれぞれが、4~5種類展開していますので、どれを選んだら良いか迷う人もいることでしょう。

どちらも、「パン生地専用」という強力粉を販売しています。強力粉で迷ったら、こちらを選べば、間違いはないです。

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自然食のお店にふすま入りの強力粉が売っていますが、ピザ生地にはあまり向いていませんので普通のものにして下さい。

例えば、おススメはもちもちピザなら北海道産の「春よ恋」、サクサクピザなら埼玉県産の「ハナマンテン100」です。
同じ強力粉でもたんぱく質の含有量が、春よ恋の方が多くなり、ハナマンテンの方が少なくなります。

ピザの生地はこの強力粉と薄力粉の分量の配合で、カリカリのクリスピー生地になったりふわふわのもちもちとした生地になります。

また、小麦粉の配合だけでなく、ドライイーストによる発酵の有無によっても生地の食感は違ってきます。

ピザの場合は、強力粉・薄力粉の粉の特性を活かして、生地を作り上げます。

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もちもち生地とふわふわ生地の配合

ピザ生地

もちもち、ふわふわのピザ生地を作るためには、パン生地と同じ様に「発酵」が必要です。発酵をするためには、ドライイーストが必要です。

もちもち生地の配合

強力粉 250グラム
薄力粉 50グラム
強力粉:薄力粉=5:1にします。
薄力粉50グラムに対して、
ドライイースト5グラム入りを1袋、
3グラム、
ぬるま湯150グラム、
オリーブオイル大さじ1を混ぜます。

もちもちの生地を作るためには、材料を混ぜたら、しっかりとまとめて、丸くなったら、台に打ち付けて、余分な空気を出します。

その後、1~2時間、常温で1次発酵します。発酵した生地をガス抜きして、さらに3個(1個170グラムくらい)に分けて、丸めて濡れた布巾をかけて、さらに20分発酵します。

ガスオーブンなら、230℃で20分、250℃で15分焼きます。オーブンレンジなら250℃で、20~25分焼いて下さい。

この配合でも、生地を5個(1個100グラムくらい)に分けて、薄くするとカリカリのクリスピー生地になります。

ふわふわ生地の配合

強力粉 150グラム
薄力粉 150グラム
強力粉:薄力粉=1:1にします。
薄力粉150グラムに対して、
ドライイースト5グラム入りを1袋、
3グラム、
ぬるま湯150グラム、
オリーブオイル大さじ1を混ぜます。

生地の混ぜ方や発酵の仕方は、もちもち生地とほぼ一緒です。少し、しっかりと固めるようにこねて、ガスオーブンなら250℃の高温で5~6分くらい焼きます。

オーブンレンジなら250℃で10分焼いて下さい。
ナポリ生地と同じ配合の場合も、通常の大きさよりも一回り大きい20センチくらいの大きさにまで薄く伸ばします。

オーブンの温度も220℃に下げて、ナポリ風の2倍の時間でじっくり焼きます。
ガスオーブンなら12分オーブンレンジなら20分ほど、焼いて下さい。

ピザ生地の発酵について詳しく解説します!これを見るだけであとはなし!

発酵のいらない生地

発酵をしない生地を作る時、100%強力粉で作るものと、薄力粉と強力粉の両方を使うものがあります。

料理専用のピザ生地を紹介しているサイトでは、強力粉100%のものがほとんどです。
今回は、某私立高校の調理実習1時間授業で作っている、黄金比のピザ生地を紹介します。

学校の授業は、1時間授業が50分で、身支度、調理、試食、片づけまでをします。
その短時間に作って食べることができるレシピの配合です。

強力粉 270グラム
薄力粉 180グラム
ぬるま湯 210ミリリットル
 小さじ1
オリーブオイル 大さじ2~3

この配合で生地をひたすら混ぜます。
料理教室や学校の調理実習の良いところは、1人で作るのではないので、ソース担当、具担当、生地担当と分担できるところです。

1人で作る時は、生地を作る前に具とソースの準備をし、生地を混ぜてこねると同時にオーブンの予熱を始めるという、手順が理想です。

ドライイーストを入れないため、発酵の時間は必要ありません。
混ぜたら、2つに分けて、ひたすら伸ばします。30センチくらいの大きな生地が、2枚できます。元気な男子生徒がひたすら生地伸ばしを担当すると、力があるので意外と上手に伸ばします。

ガスオーブンなら230℃で10分です。余熱とのタイミングで12分~15分にします。
家庭用のオーブンレンジなら250℃で。15分~20分焼きましょう。
薄くすると、サクサクカリカリの食感の生地になります。

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まとめ

ピザを生地から作る時は、色々な作り方があります。
好みや自宅にある焼くための道具、そして上にトッピングする具によって、生地を変えて楽しむことを、おススメします。

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