2017.10.17

ピザの買い方

『ピザ職人がデリバリーピザをおすすめしない本当の理由 ~ 出来たてピザであるべきプロの常識とは!?』

パン

どの食材でも焼きたて、揚げたては最高に美味しい瞬間です。パンの焼きたて、ご飯の炊きたて、コロッケの揚げたてなど、想像するだけでもヨダレがでてきそうです。
日本でも出来立てにこだわりますが、ナポリのピッツァイオーロ(ピザ職人)やナポレターノ(ナポリ人)にはもっとこだわりがあります。
日本のデリバリーピザはいくら保温して運ぶといえども、邪道だと言われてしまいそうです。

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ナポリのピッツァイオーロ(ピザ職人)やナポレターノ(ナポリ人)のこだわり

ナポリは、ピザの発祥の地です。ピザの原型は、パン職人がかまどの温度を確かめるために焼いた小型のパンです。
「フォカッチャ」と呼ばれるパンです。そこからパンが平らにつぶされて今のピザ生地になったのです。
ピッツァイオーロ(ピザ職人)は、ピザ作りに誇りを持っています。
しかし、どんなに腕のいいピッツァイオーロでもナポリ以外の土地で作るピザは、ナポリで作ったピザと同じにはならないと言います。
ナポリの水やナポリの水牛の乳から作るモッツアレラチーズ、ナポリで育ったトマトだからこそ一番美味しくなるのです。
ナポリという土地にも誇りを持っているのです。
あらかじめ練って発酵させた生地をピザ1枚分の大きさの丸い形に丸めます。
丸くなった生地を台の上に載せて、上から体重をかけてギュッギュッと伸ばしていきます。
ピザ生地を作る台は、熱の発散がいいので大理石の台が好まれます。
生地を手で平らに伸ばした後は、生地の下に手を入れて持ち上げ、空中でくるくる回します。
円盤状になって回りながら伸びていくので大道芸のようで見ていて楽しいです。
生地ができあがるとソースや具が載せられます。長い柄のついたヘラに載せてかまどの中に入れます。
熟練の技でピザをクルクル方向転換をしてムラなく焼きます。
炭になった薪の位置を移動したりして微調整を行います。
ピザ1枚1枚を焼くたびに、炎との戦いです。
出来上がると、美味しそうな香りを漂わせながら、ピザを待つ人のテーブルに届けられます。
待っていた人もおしゃべりはやめて、すぐに食べ始めます。アツアツが一番美味しいと分かっているからです。
イタリアの初代大統領は、かまどに一番近いテーブルにしか座らなかったといわれています。
他の席では、運んでいる間にピザが冷めてしまうという理由です。

日本のデリバリーピザのこだわり

日本のデリバリーピザも出来立てアツアツをお客様にお届けするために、たくさんのこだわりがあります。
ピザをデリバリーしてもらって、箱を受け取った瞬間「あちち」と思ったことはないですか?
デリバリーピザの店舗でピザを受け取って、自分で自宅に持って帰るとお得な値段になることがあります。
しかし、いくら保温バッグに入れても、デリバリーしてもらったようなアツアツにはなりません。
それはデリバリーピザのこだわりがあるからです。
まずはピザが入っている箱です。
不思議な八角形の形をしています。これは、配達中にピザが動いてトッピングなどがバラバラに崩れてしまわないように工夫されています。
次にピザが入っている保温バッグです。熱を逃しにくい素材でできています。
また、保温バッグには保温プレートと一緒にピザをいれます。保温プレートはあらかじめ90度に温められています。
配達中には保温プレートから熱を放ち続けるようになっています。
雨や雪の日でもピザが濡れないように、デリバリーするバイクの後部ボックスは上開きになっていて、水平の位置で止まるように工夫されています。
雪の多い地域や一度に大量の注文が入った時は、バイクではなく車で配達することもあります。

まとめ

ナポリのピッツァイオーロやナポレターノは焼きたてのピザをすぐに食べることにこだわりがあります。
日本のデリバリーピザも焼きたてではなくても、いかに自宅で焼きたてを再現できるかのこだわりがあります。
やはりピザはアツアツで、チーズをビヨーンとのばしながら食べたいですね。

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