2019.06.11
ピザ雑学【ピザ職人は休日に何を食べている?】気になるコックさんの裏事情
美味しいピザに出会ったとき「このお店のシェフは、いつもどんなランチを楽しんでいるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?
一流のピザ職人たちが休みの日に口にしているのは、一体どんなメニューなの?
気になるコックさんの裏事情を調べてみました。
本日のメニュー
仕事場はいつもドキドキ、ピザ職人の事情
サーカスの曲芸のようにクルクルと器用にピザを回しながら、なめらかな形に整えていくピザ作りの作業。
本場イタリアではプロのピザ職人のことを、親しみを込めてピッツァイオーロと呼んでいます。
カポクオーコ(料理長)が編んだメニューを、ひとつのミスも冒さず忠実に再現するのがピッツァイオーロの仕事。
ホールを取り仕切るカメリエーレ(給仕)が取ってきたオーダーを、黙々とこなしていくのもピザ職人の大切な役割です。
1人前のピッツァイオーロになると1日あたり200枚以上のピザを焼くことも…。
その道の事情を知る人によると「生半可な気持ちだけでは、決して続けられない崇高な仕事」なのだそうです。
座る暇もないくらい忙しいピザ職人たちは、オフの時に一体どんな食べ物を口にしているのでしょうか。
シェフの裏事情1.「休日にピザはお休み」
一流料理店のピッツァイオーロは、休みの日も朝から晩までピザを食べているのでは…?
そんな期待を快く裏切ってくれるのが「オフの日には、ピザは頼まない」という意外すぎる答え。
ピザ職人だけではなく、寿司職人・フレンチの達人にも同じような傾向が見られ、腕を上げれば上げるほど「同じジャンルの食べ物を、休日にわざわざ選ばない」という変わったこだわりが見えてきました。
・プロが意識する、お口直しの日
月曜日から日曜日まで毎日同じ食べ物を口に入れていると、否が応でも味覚が麻痺してしまうのだそう。
お店がオフの日は目先を変え、慣れ親しんでいる味とは違う中華や和食・創作料理など他ジャンルのメニューを食べて、感覚をリセットさせているのだそうです。
ソースの味チェック・生地の焼き具合など、仕事中の味見が欠かせないピザ職人の仕事。
プロとしてスマートなセンスを働かせるためにも、あえてピザを取らない「お口直しの日」を設けているのかもしれません。
シェフの裏事情2.「ライバル店のピザは食べる」
研究熱心なピッツァイオーロにとって、休みの日はライバル店のピザを食べられる貴重な機会。
口コミで聞いた話題のお店があれば、多少時間をかけてでも来店するハングリー精神豊かなところもあります。
他店を訪れたときにチェックするのは、メニュー表・ピザのクオリティ・サービス内容や価格帯・スタッフのおもてなし度など。
つい業者目線で品定めしてしまい、夢中になってカメラ撮影したりメモを取ったり質問したり、ツウっぽい行動に出てしまうので「その世界の達人」だとバレてしまう事もあります。
良いアイデアがひらめくと、例え休日であっても居てもたっても居られない気持ちに。
定休日なのにお店に顔を出して、新作ピザの試作品作りをすることもあるそうです。
シェフの裏事情3「シメのスイーツは欠かせない」
表だってお客さんと顔を合わせる機会がないため、無口な人・怖い人と勘違いされることも多い料理人の世界。
コワモテな顔立ちと裏腹に、私生活では「甘いスイーツがとにかく外せない」という超甘党職人も多いのだそうです。
自宅の冷蔵庫にはコンビニ顔負けのアイスやプリン・エクレアがぎっしり。
ワンコインで購入できる安価なお菓子から、デパ地下でしか買えないリッチな高級スイーツまで、レパートリーは実に豊富です。
甘いお菓子を食べていると心なしか、仕事のストレスも軽減されるそう。
真面目ひと筋に見える頑固シェフの、人間らしい一面が垣間見える可愛いエピソードです。
☆謎多きピザ職人たちの、休日の食事情を追いかけてみました。
どこよりも熱いピザ魂を燃やしているのが、薪窯ナポリピザ・フォンターナの熟練ピッツァイオーロたち。
腕によりをかけて作った幻のピザを食して、明日への英気を養ってみてくださいね。