2018.09.08
ピザの具材【ベストワンに会いたい】ピザに合う、モッツァレラの産地は?
マルゲリータ・ブォーノやクアトロフォルマッジなど、一度ハマると週に何度も食べたくなるのが、モッツァレラチーズ系の通販ピザたち。
トースターで焦げ目がつくまで火を入れると、糸をひく真っ白なチーズが、食欲を倍増させてくれます。
今回は「ピザと好相性のモッツァレラチーズの産地」を徹底調査。
果たしてベストワンの座に輝くのは、一体いずこ…?
本日のメニュー
南イタリアのモッツァレラチーズ
・昔ながらの製法でつくる、世界イチのチーズ
モッツァレラチーズの本場といえば、南イタリア。
なかでもカンパーニャ州のカパッチョという地区では、モッツァレラチーズ専用の工場が多数並んでいる、知る人ぞ知るチーズの王国です。
エリア内のひとつの牧場を覗くと、水浴びしている気持ちよさそうな水牛の群れを発見。
南イタリアの牧場では、機械に頼りすぎない「昔ながらの伝統製法」が守られています。
採れたばかりの水牛のお乳でつくるフレッシュなモッツァレラチーズは、口の中でとろける美味しさ。
ピザクラストに載せてオーブンに入れると、はじけるような甘さがパチパチ口の中で鳴ります。
トマトやアンチョビ・バジルなど、どんな食材とも仲が良いピザ向きチーズです。
ドイツのモッツァレラチーズ
・イタリアをお手本にした、ステッペンが有名
イタリア産のモッツァレラチーズにヒントを得たのが、ドイツのステッペンチーズ。
イタリアのチーズと異なるところは、一度カタチを整えて熟成させるひと手間をくわえていること。
一定時間寝かしておいたチーズは、イタリア版と比べてやや硬い歯ごたえが特徴的です。
イタリー製モッツァレラが丸いお饅頭のようなデザインであるのに対して、ドイツ製は四角いカステラのような角ばったカタチ。
低温熟成させているため、ほのかな塩気がきいている、おつまみ系チーズです。
セミハードタイプのため、端からナイフで切ってラザニアやドリアなどにトッピングするのが美味しい食べ方です。
オーストラリアのモッツァレラチーズ
・こってり系チーズ、最近は進化系も…?
おおらかな大地を利用して、積極的に進められているのがオーストラリアのチーズ作り。
オーストラリアのモッツァレラチーズは、ドイツ製のステッペンのように、しっかりとしたフォルムが特徴的です。
四角くどっしりした厚みのある形状のため、口に運んだときの存在感があります。
スーパーで売られている商品は細長い「長方形モッツァレラ」が多く、使いたい分だけナイフで切って、サラダやパンの具材に使うのがオーストラリア流。
現在オーストラリアでは南国系のフルーツやナッツを、チーズと練りあわせて食べるのが人気。
アプリコットやマンゴーなど鮮やかなドライフルーツが入った、オリジナルチーズも販売されています。
スイーツ感覚で気さくに食べられる、オーストラリアのモッツァレラ。
世界が注目する進化系チーズは、タルトやチーズケーキのトッピングとして、お菓子風に味わうのがおすすめです。
アメリカのモッツァレラチーズ
・ボリューミーなシルエットに、お腹いっぱい
アメリカのモッツァレラチーズは、日本製と比べてとにかくビッグ。
週末に郊外のスーパーに買い出しに行くアメリカでは、日持ちしやすいやや大きいサイズのモッツァレラチーズが好まれているのです。
加熱用に作られたモッツァレラチーズが多いため、温めることでとろ~り糸を引くような、柔らかい食感に。
生の牛乳をそのまま飲んでいるような、濃い味付けがポイントです。
NYやロスの街中ではやっているのが、そんなアメリカ産モッツァレラをフライにした「スティックチーズ」。
ポテトフライのようにブロック型になった揚げ物は、アツアツ出来立てを味わうのがニューヨーカー流。
キツネ色の厚みのある衣と、肉厚のモッツァレラが好相性の屋台フードとなっています。
フランスのモッツァレラチーズ
・意外にもお安い、現地フランスのチーズ事情
フランス人はとにかく、チーズがお好き。
現地のスーパーに行くと、なんと100円台でモッツァレラチーズを手に入れることができます。
サイズも大中小とさまざま有るため、大家族はもちろん1人暮らしさんにも嬉しい品ぞろえ。
フランスのモッツァレラは水分をたっぷり含んだ、柔らかい食感がポイントです。
ミルキーな甘さが口の中にいっぱい広がるため、カプレーゼやサンドイッチなど生食で味わうケースが多くなっています。
☆判定☆
・ベストワンは、王道イタリア
世界によって、少しずつ味わいが違うモッツァレラの世界。
イタリア生まれの冷凍ピザに合わせるなら、生で美味しい・加熱して美味しい「イタリア産チーズ」がおすすめです。
薪窯ナポリピザ・フォンターナの各種ピザには、人気のイタリア産チーズがたっぷり。
日本にいながら、現地のおいしさを一直線に楽しめますよ。
ぜひご家庭&オフィスで、おいしい味に出会ってみてください。