2019.07.10
ピザ雑学【冷凍ピザ入門】無農薬とオーガニック、どう違うの?
地方のマルシェや朝市に出かけた時、ふと目にするのが無農薬やオーガニックと書かれたのぼり。
野菜やコーヒー豆・冷凍ピザに使われる小麦粉など、最近はあらゆる所で無農薬と名前が付く商品を見かけることがあります。
何となく体にイイ印象はあるものの、実態がよく分からない有機栽培の野菜や農作物たち。
無農薬とオーガニックはズバリどんな違いがあるのか、その秘密に迫ってみました。
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お洒落な雰囲気のオーガニック、どんな栽培方法?
高級スーパーの冷凍ピザや冷凍パスタのコーナーにて、目にする機会も増えてきたオーガニック。
オーガニックという名前がひとつ付くだけで、不思議とお洒落度がアップしたような印象になります。
そもそも【organic】は海外の言葉。
英語で「有機物の有機体の」という意味が込められています。
優しいイメージの言葉ですが完全な無農薬栽培ではなく、許可を得た農薬であれば使用してもOK、やや範囲がゆるく設定されています。
私たちが認識している「オーガニック栽培=無農薬栽培」とは、少し勝手が異なるようです。
・厳しい条件がある、JASマーク
とはいえ日本ではオーガニック栽培に対して、かなり厳格なルールを定めています。
農林水産省の管轄機関には専用の認定機関が置かれていて、オーガニック栽培を利用して作られた商品なのか、厳しいチェック項目を設けた調査がおこなわれます。
種を植える2年前から農薬や化学肥料を使わないことを筆頭に、遺伝子組み換え技術を使わない、栽培時にできるだけ農薬を使わないこと…など幾つかの条件があり、該当しないとはじき返されてしまう厳格さも。
晴れて数々の課題にクリアした商品だけ、葉っぱの形をしたJASマークが認定されます。
正式な認定を受けない限り、オーガニック・有機栽培といった体に優しいイメージのキャッチコピーは使えないという決まりがあって、勝手にオーガニックピザやパスタと銘打った商品を販売することは法律で禁止されています。
この法律に違反すると、100万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役が下される重い罪に。
海外から輸入された商品については、お店への販売が原則禁止となる鋼の鉄拳のような処分も下されます。
柔らかで優しい印象のオーガニックや有機栽培、その名称を勝ち取るためには一筋縄ではいかないプロセスが待っているようです。
無農薬栽培、オーガニックに比べて曖昧?
農林水産省の審査を受けないと、正式に名乗ることが禁止されているオーガニック。
オーガニックと間違われやすいのが「無農薬栽培」という言葉です。
無農薬栽培とは原則として農薬を一切使わず、栽培した野菜やフルーツのこと。
・注目を集める、特定栽培農産物とは?
いっけん体に優しい印象があるもののJASのような認証制度がなく、無農薬の定義がきちんと定まっていないため、現在では無農薬や減農薬といった言葉は、消費者に誤解を与えるネーミングとして使用を控えることが義務付けられています。
無農薬の代わりに用いることが出来るのが、2007年に制定された特定栽培農産物という言葉。
農薬をあまり使わず育てた自然に優しい農作物に名付けられますが、正直オーガニックと見比べてしまうとやや知名度は低い印象。
けれどもガイドラインを確認すると、農林水産省が定めたモデル栽培と比べて農薬の使用回数を50%以下に抑えていること、肥料内の窒素成分が50%以下に下げていることなど、決してゆる過ぎない決まりがルール付けされています。
違反した場合は公正取引委員会から商品の排除命令を受ける、重いペナルティも待っているようです。
今後レストランやスーパーで、特定栽培農産物というネーミングを見かける日も増えてくるかもしれません。
安心&安全、美味しい冷凍ピザを食べよう
◇カラダが喜ぶ、長野生まれの美味しいピッツァ!
知っているようで、意外に知らない農薬やオーガニックについての定義。
その内容をフカボリしていくと、いつもの食卓がさらに豊かに感じられることもあります。
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