2019.04.30

ピザ海外事情

【夏まっさかり!】南半球のクリスマス、ピザは食べるの?

コアラ

北半球が太陽ギラギラ真夏の季節のとき、南半球では雪がシトシト降る真冬の季節。
地球の自転の影響で、北半球と南半球では窓から見える景色が大きく変わることがあります。
そんなときフト疑問に感じるのが「オーストラリアのような南半球のクリスマスは、どう過ごしているのか?」という素朴な問題。
日本と同じようにケーキやピザを食べて、聖なる日をお祝いしているの?
気になる真相を確かめに、調査してきました。

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日本とは真逆!南半球の1年

日本で暮らしていると、万葉集に描かれているようなハッキリした四季を感じられるもの。
春夏秋冬が当たり前のものと思っていると、南半球に旅行に出かけたときビックリします。
オーストラリアはシドニーの気温を見ると、8月の最高気温は18度。
1月の気温は常夏を予感させる26度。
北半球の日本と季節がまるで大逆転していることが分かります。
このように南半球と北半球とで大きく気候が異なるのは「地球が少しだけズレている」から。
真っすぐに見える地球は、実は23度も斜めに傾いています。
斜めに傾いた状態のまま太陽の周りをグルグル回っているため、坂のような傾斜ができ「季節のズレ」が起こるようになります。
季節の大逆転が起こるのも、地球が生きている証拠。
海外旅行に出かけると、そんな大自然がもたらす神秘に驚かされます。

オーストラリアのクリスマス、ピザは食べる?

クリスマスの時期に、最高気温30度超えを記録することもあるオーストラリア。
一体どのようなクリスマスを過ごしているのでしょうか。

・アロハシャツで、陽気にBBQ
ジリジリと照り付けるような陽ざしが眩しい、オーストラリアの12月。
日本ではダウンコートが恋しくなる季節ですが、南半球のこちらの国では正反対。
アロハシャツやTシャツ・タンクトップが当たり前で、強い紫外線をオフするためにサングラスや帽子をかけて身を守ります。
オーストラリアでは街から近いところにビーチがあるため、海岸でBBQやデイキャンプを楽しむのが日常的。
クリスマスにはケーキの代わりに、名産オージービーフを焼いて乾杯します。
海岸で砂遊びやサーフィンを楽しむ人たちも多いため、手軽に食べられるハンバーガーやピザも人気。
太陽のエネルギーに負けないように、ピザは甘めよりホットでスパイシーな味が人気です。

・クールな冷凍ピザで、聖なる日をお祝い!
「こんなに暑いとクリスマスムードが出ないのでは?」そんな心配をヨソに、オーストラリアの12月は、街の至るところに鈴やトナカイ・クリスマスツリーなどの装飾が並びます。
クリスマスソングもきちんと流れ、街はロマンティック一色。

暑くても雪が降らなくても、聖なる気持ちを祝いたいという気持ちは日本と一緒。
子どもたちは日本と同じようにプレゼントを貰い、清い日を家族みんなでお祝いします。
暑さまっさかりの季節のため、ローストチキンなど手の込んだ料理は無し。
ファストフードが大好きなオーストラリアでは冷凍食品が充実しているので、コンロに立たなくても良い冷凍食品のピザが好んで食べられています。
ナポリピザのように縁がしっかり立ったものが多く、ほうれん草・トマト・ズッキーニ・黒オリーブとぎっしり具材が載ります。
ピザクラストが見えなくなるくらいチーズをたっぷり振りかけるのがオージー流で、1切れ食べるだけでもかなりお腹いっぱいになります。

・デザートには定番の「プティング」
ジューシーな冷凍ピザに舌鼓をうったら、デザートとして味わうのがクリスマスケーキならぬ『クリスマスプティング』。
日本のケーキのように濃厚な生クリームが載っていない、あっさりした大人のケーキとなっています。
ラム酒に漬けておいたオレンジの皮や果実などをチョコレートテイストの生地に混ぜ込み、蒸しパンを作るように蒸気で蒸していきます。
型からサクっと外すとプリンのように柔らか、パウンドケーキのようにしっとりした美プディングの完成。
冷蔵庫で数時間冷やすとさらに旨味が増して、アイスケーキのような滑らかさに。
アツアツのピザと相性抜群の、ヒンヤリ食感のデザートです。

☆常夏のクリスマスを盛り上げてくれるのも、みんな大好きなピザ。
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