2018.02.01
ピザ海外事情【宅配ピザニュース】ドローンが配達する、海外の無人ピザとは?
「道路が混雑しているせいで、なかなか宅配ピザが届かない」
こんなお悩みも、数年後には一挙に晴れるかもしれません。
海外の国で既にスタートしているのが、宅配ピザをドローンやロボットでお届けしようというスケールの大きな試み。
無人で宅配ピザのデリバリーが本当に可能なのか、その実態を調査してみました!
【宅配vs通販】大手宅配ピザとフォンターナの通販ピザを比べてみた!
本日のメニュー
空飛ぶタケコプター?宅配ピザを運ぶドミコプター
・夢を運ぶ無人ロボット、墜落事故の現実も・・・
2016年年末に始まったのが、ドミノピザがドローンで宅配ピザを届けるサービス。
このサービスは、ニュージーランドの一部の地域で実施されています。
ネットなどを通してユーザーがメニューを注文すると、焼きたてピザやサイドメニューを装着したドローン1機(ドミコプター)が離陸スタート。
GPS機能などを駆使して、登録された住所まで宅配ピザを運びます。
お届け先の住所に近づく数分前にユーザーのスマホが鳴り、テキストメールで「間もなくピザが届きます」のメッセージ。
屋外や庭に出てドローンの到着が確認できたら、指示されたサイト内のボタンを押すとドローンからワイヤーが降り、目当ての商品が手元に届く仕組み。
お釣りの受け渡しなど細かいやり取りは出来ないため、支払いはクレジットカード払いなどで、事前に済ませておく必要があります。
宅配スタッフが人格を持たないドローンのため「気を遣わなくても良い」「女性1人でも頼みやすい」「チップを渡さなくて良い」というメリットがある一方で「屋外に出ないと受け取れない」「ドローンの墜落事故がコワい」「支払いや操作が面倒くさい」などのデメリットもあります。
近未来的なドローンは斬新的なアイテムに映るものの、実際に運用を始めているニュージーランドでは、近年ドローンによる墜落事故が増え、国を悩ます一大トラブルにも発展しているようです。
スピーディに発展しているドローン文化と、それに追いついていけない法規制がうやむやに混迷しています。
水曜日はドミノピザのクーポン日、対象のピザと気になる割引率は?
オーストラリアで試験運転、ロボット車ドリュー
・亀のようにゆっくりお届け、重たい荷物を運べるメリットも
オーストラリアで2017年度から試運転がおこなわれているのが、大手ピザ会社が運用を目指し開発したドリュー。
ドリューは流れるようなホワイトのボディにブラックの4輪タイヤが付いた、小さな新幹線といったデザイン。
空を飛びながら華麗に宅配ピザを届けるドローンとは異なり、安全運転で道路を走りデリバリーピザを届ける、小さな頑張り屋さんです。
時速6キロで走行できるため、自転車(時速18キロ)よりだいぶ遅く、人の早歩き(時速5キロ)とどっこいどっこいという超スローなスピード感。
宅配バイク(時速30キロ~)と比べてゆっくり運転のため、ハイスピードなお届けは期待できないものの、周囲の人や車と衝突事故を起こしにくい超安全走行型ロボットとなっています。
気になる配達モードは、やはり完全無人スタイル。
GPSを頼りに目的のお宅に届くと、自動で本体のドアをオープンさせます。
ユーザーは扉内にあるピザやジュースを取り出し、無事に配達が完了。
上空を飛ぶドローンと比べて、大容量のジュースや水など重たい荷物を安全に運べるメリットもあり、本格実施に向けて試運転が繰り返されています。
20××年、ドラえもんの世界がやって来る?
2017年4月から神奈川県藤沢市の一部海沿いエリアで導入されているのが、ドローンならぬ自動運転タイプのロボット車「ロボネコヤマト」。
宅配ピザやネットショッピングの荷物を、自動走行でお届けするサービスです。
使い方はいたって簡単。
届けて欲しい時間帯を選択して、指定エリア内で待つだけ。
車両が目的地に近づくと登録したユーザーのスマホ宛てに、メッセージが届きます。
ユーザーは添付の2次元バーコードをピッとかざし、車の中にある指定ボックスを開けるだけ。
ネットショップで購入した洋服や宅配ピザなど、好みの商品を受け取れます。
現在は運用エリアが限られているものの、近い将来そのエリアも全国へ拡大される見通しです。
ドラえもんの世界に描かれているような「ロボットが通販ピザをお届けする世界」も現実のモノになるかもしれません。
日本の物流業界では少子高齢化を受けて、スタッフ不足が深刻になっています。
人の代わりに「疲れ知らずのドローンや無人運転の車」が大活躍する時代も、すぐ足元までやって来ています。
◇信州から愛をこめてお届け『薪窯ナポリピザ・フォンターナ』◇
https://www.pizza-fontana.com/