2018.06.13
ピザ屋選び【陽気なナポリピザに会える】東京から20分のイタリア街とは?
「えっ?本当にココが日本の街?」
SNSでもささやかな話題になっているのが、東京汐留の小さなイタリア街。
クラシックな石畳のじゅうたん、薄いピンクやイエローのレトロなオフィスビル。
クレヨンのように街のあちこちを塗る華やかな花とベンチ、ピザの美味しいカフェテリア。
どのフレームを切り取っても、異国ナポリの風景が広がっています。
東京駅から首都高5号線を走りわずか20分、パスポートのいらない「日本の小さなミニナポリ」をご紹介します。
本日のメニュー
『汐留のナポリ計画』は東京都が始めた、一大プロジェクト
お台場や銀座・浅草と並ぶ、一大観光スポットが汐留。
ソフトバンクや日テレ・全日空・富士通などの本社オフィスが立ち並び、日本を代表するビジネス街としても栄えています。
そんな汐留がある東京都港区の湾岸エリアは、もともと海水に覆われ基盤の弱さが難点だと指摘されていたところ。
・江戸時代はセレブ武士のお屋敷街
徳川家康の時代に汐留エリアの埋め立て計画が発令され、工事がスタート。
家光の代になると、徳川家に使えるセレブな武士たちのお屋敷街として栄えるようになります。
時代がすすみ明治時代以降は大阪・梅田と大型荷物をやり取りする「コンテナ列車専用の貨物駅」として汐留駅が誕生。
物流の拠点として日本を支えるものの、便利で小回りのきくトラック輸送の方が優勢になり、昭和61年ついに貨物駅は廃線に追い込まれます。
貨物駅廃止によって手持無沙汰になったのが、東京ドームおよそ6個分の巨大な敷地面積をもつ汐留エリアの空き地。
ココを何とか蘇らせたいと立ち上がったのが、東京都が民間のデベロッパーとタッグを組み始めた『汐留のナポリ化計画』です。
汐留エリアは全部で5つ、3区と5区は必見の価値アリ
迷路のような佇まいのイタリア古都をお手本に、汐留エリアは5区画に分かれて整備されています。
1区と2区はカレッタ汐留や証券会社・パナソニック電工・日テレ・銀行など大きなオフィスビルが立ち並ぶ、いわゆる金融やビジネスの街。
3区は高級マンションや24時間営業のスーパーなどが並ぶ、市民憩いの暮らしの街。
4区はオフィスビルとマンションなどが混合した、中間のスポット。
そして5区が別名・日本のナポリと称される、ミニイタリア街となっています。
・タダなのに本格的、3区の『イタリア公園』
モダンな高級マンションが立ち並び、やや落ち着いた空間が築かれている3区。
ここには地元の人のみぞ知る、隠れナポリがあります。
その名もイタリア公園。
丁寧にカッティングされた緑の植木と明るい色彩の花、湧き上がる噴水にココロが踊ります。
園内にはミロのヴィーナス風の彫刻が12体も配置され、なんとも優雅で本格的なムードに…。
それもそのはず、なんとこちらの公園の設計と彫刻製作は、本場イタリアの有名マエストロたちによっておこなわれているもの。
もちろん東京都と港区が運営する公営の公園のため、入園料はフリー。
東京にあるとは思えない美しい風景が、気持ちをリセットしてくれます。
日本のミニナポリで、旨いピザを食べよう
イタリア語のメニューボードが愛くるしい、汐留のイタリア街。
エリアの中心部では毎年ピザのお祭り(ナポリピッツァサミット)が開かれるくらい、イタ食がブームになっています。
オシャレなムードに浸れるピザのお店を、ピックアップしてみました。
▽ピッツェリアバール・トリコ
街の一角にたたずむ、カジュアルな雰囲気のお店。
旬の食材をおいしく生かした、最愛ナポリピザに出会えます。
アルコールも充実しているため、夜は小洒落た酒場に大変身。
生ハムの盛り合わせやイタリアンサラダなど、気の利いたおつまみが楽しい時間を与えてくれます。
▽ラ・ベファーナ汐留
ガラス張りの店内が美しい、邸宅風レストラン。
少しおめかしして訪れたい、クラシックな雰囲気のお店です。
店内では蓮根と人参のピザなど、野菜メインのヘルシーイタリアンを堪能できます。
席数がとても豊富なため、わいわいグループで訪れるのも良し。
晴れた日は太陽の差しこむ、明るいテラス席もおすすめです。
▽ラ・マレーア
三井ガーデンホテル内にあるレストラン。
ビュッフェ形式のお店のため、好きなものを好きなだけ選べるのが嬉しいところ。
人気はシェフが随時焼き上げる、焼き立てピザ。
とろけるチーズにテンションも上がります。
☆日本の小さなミニナポリをご紹介しました。
いつでも手軽に異国情緒を味わえるのが、薪窯ナポリピザ・フォンターナのピザ。
ご家庭のオーブンで温めるだけで、イタリアのマンマの味を手軽に味わえます。
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