2018.04.04
調理のヒントお残しピザを冷蔵したい、おいしく長持ちの裏ワザは?
じわじわと汗が出るような温かい日は、食べ残したピザを常温で保存しておくのは気が引けるもの。
カビや雑菌が繁殖しにくい、冷蔵庫保存を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
とはいえ冷蔵庫内に長い間入れておくと、もっちり感が失われ、固さやトゲ・パサつきが気になるという方も…。
今回は残したピザを、ふっくらジューシーに保存するための簡単テクニックをご紹介します。
冷凍ピザではなく、市販のピザや手作りピザは冷凍ができるのか?
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裏ワザ1.桐のブレッドケースを使う
海外の暮らしでよく使われているのが、焼き立てパンの保存をおこなうブレッドケース。
冷蔵庫の中で長時間保存するとピザ内部のデンプン質が劣化しパサつきが気になりやすくなるため、数時間単位の保管ならあえて冷蔵ではなく「ブレッドケースでの常温保存」を選ぶ方も増えてきています。
湿気が多く蒸した気候の日本では、通気性のゆたかな木製のブレッドケースもおすすめです。
なかでも呼吸する木として知られる桐は、古くから日本人に選ばれてきた樹木のひとつ。
虫をよせつけない・湿気を防ぐなどの観点から、桐はデリケートな衣類を収納する箪笥などファーニチュアに用いられてきた歴史もあります。
ピザやパンなどグルテンが入っている食べ物は、冷蔵庫内の0度~4度が実はもっとも苦手とする温度帯。
朝食べたピザを数時間後に食べたいときは、一時的にこのような桐製のブレッドケースに保存しておくのもおすすめです。
もちろん過信はできないため、直射日光のあたらない涼しい場所に保管し、数時間以内に食べきることも鉄則。
先人の知恵を上手に生かすことで、時間が経ってもパリっふわな「天使のような食感」を楽しむこともできます。
裏ワザ2.冷凍用の保存袋に入れる
今日食べきれなかったピザを、翌朝また食べたいとき。
こんなときは少々面倒に感じても、手短な冷蔵保存より冷凍保存がおすすめです。
お米やピザなどに含まれるデンプンには「αデンプン」と「βデンプン」の2種類があります。
αデンプンは適度なコシと粘りがある旨み成分、対してβデンプンはパサつきやエグミが強い非旨み成分です。
αデンプンは冷蔵室の低温で保存すると、βデンプンに変わりやすい特徴があります。
βデンプンは生のお米にも含まれているくらい、消化にあまりよくない成分のひとつ。
おいしく保存するためには、できればデンプン質が変わりにくい「冷凍保存」がおすすめなのです。
ピザを冷凍保存するとき「ラップでくるみ、さらに上から保存袋に入れ冷凍庫に入れる」方法がベストですが、忙しい家事の合間にはそのひと手間が煩わしいと感じることも…。
最近では二重のジッパーが付いた、破れにくく保存しやすい「フリーザーパック」も販売されています。
こうした冷凍専用のパックにピザ生地を入れ冷凍庫に寝かしておけば、翌朝もできたての味を実感できます。
フレッシュな保存にこだわることで、旨みたっぷりのピザが手に入りやすくなります。
裏ワザ3.野菜室に移しかえる
ピザのモチモチとした食感を失いたくないとき、細胞にダメージを与えにくい「冷凍室での保存」がおすすめです。
けれども冷凍庫がパンパンでこれ以上食品が入らない、スグに食べるから冷凍保存はしたくない…と感じるときは、別の一手を考えなければならないことも…。
このようなときは「冷蔵庫の野菜室をつかう」裏ワザもおすすめです。
冷蔵室は平均0度~4度の低温ですが、野菜室は平均5度~7度とやや高めに設定されているため、細胞の劣化をワンステップ遅らせることも期待できます。
クールな冷気による乾燥を防ぐため、密封容器にしっとり湿らせたキッチンペーパーを敷き、その上に余ったピザ生地を寝かせてあげると、潤いも長持ちしやすくなります。
冷凍と比べて日持ちしにくいため、保存後は早めに食べきることもポイントです。
【まとめ】
・ピザをおいしく保存したいときは、「冷凍保存」がベスト
・数時間なら湿気を防ぐ、木製のブレッドケースを活用する
・冷凍できないとき「野菜室」の選択も
残したピザをフレッシュなまま、おいしく保存する方法をご紹介しました。
薪窯ナポリピザ・フォンターナのナポリピッツァは、窯から出したあと密封性の高いパックに新鮮保存し出荷しています。
瞬間冷凍の技術を採用しているため、中はふっくら外はこんがり、いつでも焼き立ての味を楽しめます。
ピッツァイオーロが真心を込めてつくった本格リストランテの味を、次はあなたのご家庭やオフィスでお試しください♪