2019.10.15
ピザ雑学よく目にする「シェフの気まぐれピザ」、どんな名前のメニュー?
お洒落なイタリアンレストランに出かけたとき、ふと目が点になるメニューに出会うことがあります。
イメージ出来るようでピンと来ないのが『シェフの気まぐれピザ』。
気まぐれという名前には「思いつき・変わりやすい」という意味がありますが、街で目にする「気まぐれピザ」とは一体どんなメニューなのでしょうか?
知りたいけれど聞きづらい、小さな疑問を調べてみました。
本日のメニュー
気まぐれピザ、ミステリーすぎる名前の秘密
気さくなカフェや街のイタリアンでよく目にする名前が、「シェフの気まぐれ〇〇」。
シェフの気まぐれサラダや、シェフの気まぐれパスタ、シェフの気まぐれピザなど、思った以上にそのすそ野は広いもの。
定番のマルゲリータやクアトロフォルマッジ、マリナーラなどのように「名前を見ただけで、どんな食材が載っているメニューなのか、想像が付きやすいピザ」と違って「何が載っているのかイマイチ理解しにくい」のがシェフの気まぐれピザ。
旅行会社が計画するミステリーツアーのように到着地が見えない楽しさがあり、面白半分で頼んでしまうメニューの1つです。
何がトッピングされているのか、登場するまで分からないワクワク感が、大人の探求心に火を付けてくれます。
・実はイタリアにもある、気まぐれピザ
メイドイン・ジャパンのイメージがある、シェフの気まぐれピザ。
「本場イタリアには、こんなふざけた名前のピザは無いのでは?」と思いきや、よくよく目を凝らしてみると『気まぐれピザ』の文字も。
気まぐれを意味するカプリチョーザ【Capricciosa】の名前が、堂々と掲載されています。
ピッツァ・カプリチョーザの名前でイタリア国民に親しまれているピザは、その名の通り「店長の気まぐれピザ」という意味。
生ハムや黒オリーブがどど~んとタップリ載っているピッツァもあれば、甘い食感のアーティチョークとサラミが交互に載った上品ピッツァも。
お店や訪れるタイミング・季節によって具材が少しずつ変わる面白みもあり、店を訪れるたびに毎回注文していく常連さんも多いそうです。
日本の気まぐれピザ、どんなヒトサラ?
ちなみに日本のレストランや喫茶店で気まぐれピザをオーダーしてみると、どんなメニューが出てくるのでしょうか?
ワクワクしながら、厨房から料理が運ばれてくるのを待つこと10分。
モッツァレラチーズと水菜がトッピングされたピザ、ウインナーと茹で卵がバランス良く載ったピザ、プロシュートコットと茄子が混ぜ合わさったピザなど、実に様々なピザがお目見えしてくれました。
気まぐれという名前が表しているように、同じ店舗を訪れても日曜日と木曜日に来店したのではトッピング具材やソースが全く異なることも。
何が出てくるかは登場してからのお楽しみと言う、料理人のささやかな遊び心が表れています。
気まぐれピザ、名前の裏に隠されたシェフの願い
旬の野菜や魚介・場合によっては高級な生ハムも付いてくる、シェフの気まぐれピザ。
お客さんを楽しませるための手腕なのかと思いきや、少しだけ気になる声も。
料理長の「新メニューとして作ってみたけれども、本メニューとして採用するには少しだけ不安。お客さんの生の反応を見たいがために、試作品を気まぐれピザとしてお出しする場合もあります」という声。
冷蔵庫にある余り物食材を使って、その日の気分で簡単に仕上げていそうな気まぐれメニューの名前の裏には、意外にも「シェフの本気度」が隠されていたのです。
ピザを美味しそうに頬張っている様子を厨房からチラチラ覗き見されていたり「お味はどうでしたか?」と帰り際にさり気なくスタッフから尋ねられたりしたならば、気まぐれメニューが本気のメニューである可能性も大。
ひと足お先に新作ピザに有りつける場合もあります。
たかが気まぐれ、されど気まぐれ。
気になるピザの名前の裏には、熱すぎるシェフの願望が隠されていたようです。
☆気まぐれピザにまつわる、小さなトリビアをお伝えしました。
「当たりハズレのない、美味しいピザが食べたい!」と思ったら長野生まれの冷凍ピザを。
修行を積んだシェフが1枚1枚あなたの為に心を込めて、アツアツのピザを焼き上げています。
大好きな冷凍ピザを注文して、今すぐとっておきの味に出会ってみて下さいね。
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