ピンポーン、お好みの冷凍ピザがご自宅に届いたら、さっそく箱をあけてクッキングを始めてみましょう。

ご自宅で仕上げる冷凍ピザは、どんなキッチン家電を使うかで最終的な仕上がりがひと味もふた味も変わってきます。

今回比べてみるのがオーブントースターと電子レンジ。
優秀なピザ職人になりえるのは、果たしてどちら…？

家庭で簡単にできるピザをオーブンで焼くコツ【温度設定がポイント】

オーブントースター「強火でカリッ、パワフル勇者」

安いものでは2千円台で手に入る、オーブントースター。
食パンだけではなく冷凍ピザや魚の香草焼き・ラザニアなど手のこんだ料理にも使える、優秀なキッチン家電です。

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オーブントースターは遠赤外線や電熱式のヒーターで、ダイレクトに食材を温めます。
レンジやオーブングリルより本体がひと周り小さいため熱の伝わりが良く、短い時間でこんがり焼き上げてくれます。

こじんまりした風貌ながら「最高250度」の高温が出せるため、イタリアンレストランの薪窯と同じように、風味の良いピザが簡単に焼けます。

実際にオーブントースターを使いピザを焼いてみると、強い火力が一気に出せるせいか、数分でチーズがグツグツ煮えたぎり、キッチン中においしい香りが漂いはじめました。

たっぷり載せたチーズやトマト・チキン、ピザ耳の部分にまで程よくお焦げがつき、何とも言い表せない芳ばしい風合いに…。

私たちの「美味しい！」と感じる五感には、甘みや旨み・塩味や酸味などがありますが、それらを引き立ててくれるのが「苦味」の存在です。

冷凍ピザ本来の甘みやチーズの酸味・小麦粉の旨みを引き出してくれるのは、オーブントースターが編み出すちょっぴり苦いお焦げ。

パリっと弾むピザの軽やかさに、気分まで明るくなります。

レンジ「水分が飛びやすい、難アリの白物家電」

『電子レンジで簡単料理』など多数のレシピ本が発売されている、レンジ。

ガスを使わず蒸す・煮る・炒めるなどの調理がカンタンにできると、多くの方から愛されています。

そんな万能家電のレンジですが、その構造さゆえ知られざる欠点も…。
電子レンジはオーブントースターと違い、間接的に食材を温めるキッチン家電です。

レンジには電磁波を流す装置マグネトロンがついていて、スイッチを押すとまず電磁波が食材にあたる仕組みになっています。

電磁波は食材に含まれている水の分子を、波のように大きく揺さぶります。
水の分子はブランコのように揺れ動くことによって摩擦熱を発生させます。

このとき生まれる摩擦熱によってモノが温まるのが、レンジでピザが温まる仕組みです。

摩擦熱が起きるとき食品の水分も一緒に蒸発してしまうため、スカスカに穴が開いた食材はゴムを噛んだような歯ごたえに…。

実際に冷凍ピザを電子レンジで温めてみたところ、想像以上に表面がカチカチ石のように固くなってしまい、トッピング具材に冷たい・温かいの温度ムラが生まれるなど残念な点が多くみられました。

ピザを美味しく味わうためには、電子レンジは避けておいた方が良さそうです。

オーブントースターの勝ち、おすすめの焼き方は？

厳正なテストをした結果、冷凍ピザをより美味しく焼けるのは「オーブントースター」だとわかりました。

上下の熱でしっかり温められるオーブントースターは、誰でも簡単に理想のピッツァがつくれます。

小腹が空いたら自然解凍させたフォンターナのピザを用意して、以下のステップで焼いてみましょう。

ポイントは庫内をあらかじめ温めておくこと。
予熱しておくことで熱の伝わりがとても良くなり、パリッとしたピザが焼けます。

左右に焼きムラがでないように、途中で向きをかえてあげることも大切なポイントです。

【冷凍ピザを焼くコツ】

冷凍ピザを温めるとき、電子レンジの使用はご法度です。
オーブントースターやオーブングリル・フライパンなどを使い、ほっぺたが落ちる最高のピッツァと出会ってみてください。

⇒【公式】フォンターナの薪窯ナポリピッツァの美味しい焼き方はこちら

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