2017.06.06
ピザの具材ピザに使われる「トマト」 ~トマトとピザのあれこれまとめ
ひと昔前は子どもが嫌いな野菜No.1だった「トマト」。しかし、近年では品種改良によって糖度の高いものが一般的にでまわるようになったことから、好きな野菜No.1に君臨するようになりました。
トマトなくしてピザは語れないというほど、ピザやイタリアの歴史にとってトマトは欠かせない野菜のひとつです。ここで、トマトの栄養素や効能についておさらいしてみましょう!
本日のメニュー
「黄金のリンゴ」といわれていたトマト
トマトは南アメリカのアンデス山脈高原地帯が原産の野菜です。トマトという名前は膨らむ果実という意味をもつ、「トマトゥル」という言葉が語源となっています。もともと、このトマトゥルはメキシコのホオズキのことを指す言葉でありましたが、トマトも形や味が似ていたことからトマトゥルと呼ばれるようになったようです。
トマトは英語でもtomatoと記載・発音するので、万国共通の呼び名であると思っている方もいると思います。しかし、イタリアではポモドーロ(黄金のリンゴ)、フランスはポム・ダムール(愛のリンゴ)、イギリスはラブ・アップル(愛のリンゴ)とさまざまが呼び名があるのです。
各名前の意味にリンゴが入っている意味は、昔ヨーロッパでは値段が高い野菜や果物をリンゴと呼ぶ習慣があったためで、当時は希少で大切なものとして扱われていたことがよくわかります。
ピザの原点はシンプルな「マリナーラ」
さまざまなトッピングを乗せて自分好みに味にして食べられるのがピザの最大の魅力だと思います。しかし、実はピザそのものの美味しさを評価できるのはチーズも乗せない、とってもシンプルな「マリナーラ」と評価する人が多いのも事実です。
マリナーラの具材はトマトとニンニクとオリーブオイルが主な材料。マルゲリータもピザの中ではシンプルなピザのひとつとして知られていますが、マリナーラはチーズを使用していない分、さらにさっぱりとしています。
しかし、さっぱり=味気ないのではなく、トマトの酸味とうま味と小麦の味のバランスがとてもよく、ニンニク、オリーブオイルがさらにその味と風味を引き立たせてくれるなど、少ない具材ですが、全てが仕事をし合っているのでとてもおいしいのです。
シンプルイズベストという言葉がある通り、ピザの元祖ともいわれるマリナーラは、本当においしいお店で食べるとピザの概念がひっくり返ってしまうほど記憶に残ると思います。フォンターナのマリナーラも自信を持っておすすめできる1枚なので、ぜひ食べてみてください!
トマトを使ったピザの種類
マリナーラ
トマト・ニンニク・オリーブオイルのみのピザ。マリナーラな”船乗りの”という意味をもち、ナポリピッツァの元祖ともいわれています。
ナポリピザの王道マルゲリータに継ぐ「マリナーラ」~名前の由来あれこれ
マルゲリータ
トマト・バジル・モッツァレラチーズのピザ。赤・緑・白のコントラストがイタリアの国旗を模しているともいわれています。
究極の2択!マルゲリータ・ブォーノVSマルゲリータブッファラ
その他トマトソースを使った定番ピザは多くのメニューがございます。