2017.06.06
ピザの具材ピザに使われる「バジル」あれこれまとめ
「バジル」はイタリア料理にとっては切っても切り離さないハーブ。料理の彩りや香り付けに使われることが多いですが、実は栄養素も豊富に含まれていて人気があります。
今回はバジルに秘められている優れた効能について紹介していきます!
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ほんのり清涼感があって食べやすいハーブ
バジルはシソ科メボウキ属の多年草です。ほんのりとした清涼感があり、特有の香りがあります。青臭さや苦味も少し感じることがありますが、比較的好き嫌いなく食べることができるハーブのひとつでしょう。イタリアや日本ではクセの少ないスイートバジルが主流となっており、カプレーゼやマルゲリータといった料理で見かけることがあると思います。世界各国の料理に使用されているので、たくさんの種類があるハーブの中でも認知度は群を抜いて高いです。
ただし、ひと言にバジルといっても品種は150種類以上あり、世界各国でバジルの概念は異なっています。クセの少ないスイートバジルや青臭い香りが強いホーリーバジル、柑橘系の香りがするレモンバジル、甘くスパイシーな香りがするアフリカンブルーバジルなど基本的に持っている効能は同じことが多いですが、香りが違ったバジルがあります。その国の好みや自生するバジルを使用した料理が発展しているのが、面白いですよね。
「王」を意味している歴史あるハーブ
バジルは歴史とも深い関わりを持っていて、様々な儀礼や迷信に結びついているといわれています。
もともとはインドが原産のハーブで当時から神にささげとる高貴な植物として大切に扱われてきました。そこからエジプトに渡り、アレクサンダー大王によってヨーロッパへ伝えられ、世界各国にバジルが知られ、栽培されるようになったようです。バジルという名前はギリシャ語の「バシレイオス」という皇帝を意味する言葉から派生したものだと考えられています。
日本には16世紀頃に伝わりましたが、当時は食用としてではなく、薬の材料として使用されることが多かったようです。使用するのは葉ではなく、バジルの種がもつ水に浸すとゼリー状になる性質を利用して、目に入ったゴミなどを取り除くために使用されていました。日本でバジルは「メボウキ」とよばれているのですが、由来は利用されていた背景による「目 ホウキ」からきているようです。
バジルの効果は絶大!
香りがよい、彩りがよいことが着目されがちなバジルですが、あの小さな葉にはたっぷりと栄養素が詰まっており、その効能が注目されています。
人間の生活とともに生き続けてきたハーブ
栄養素がたっぷり含まれているだけではなく、比較的栽培しやすいことから世界各国にバジルが普及するようになりました。
食に限らず人間が生活するうえで大切にされてきたハーブですので、これからも余すことなく大切にいただきたいものですね。
おいしく、健康に、そして美容のためにもバジルを食事に取り入れてみましょう。
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