2017.06.06
ピザの具材ピザに使われる「プルコギ」のあれこれまとめ
朝鮮半島の代表的な肉料理「プルコギ」は、ピザのトッピングとしても定番になりました。甘辛く味付けされた牛肉が白いご飯はもとより、ピザ生地にも合うなんて驚きですよね。今回はそんな万能な食べ物でもあるプルコギとピザのあれこれについてご紹介します!
本日のメニュー
プルコギのベースは宮中料理
プルコギは朝鮮半島の代表的な料理のひとつとして昔から食べられていました。プルコギのルーツは宮中料理の”ノビアニ”というもので、醤油や砂糖、ネギ、ニンニクなどを合わせた調味料に牛肉や玉ねぎやニンジンなどの野菜を漬け込んで焼くという、ほとんど現代のプルコギと変わらないものでした。一時期は食肉が禁じられていた時代があったようで、ノビアニを食べる機会がなくなってしまいましたが、約13世紀頃には食肉する文化が復活しました。
この料理がプルコギと呼ばれるようになったのは1950年ほどのことで、プルコギ自体の歴史はそう古いものではありません。しかし、宮中料理のノビアニよりも手軽で安価につくれるということから、一般家庭で多く食べられるようになり、今ではとてもポピュラーなものになりました。
2000年に誕生したプルコギピザ
日本でピザが一般的に食べられるようになったのは、バブル時代の「イタ飯ブーム」によるものです。ブーム後に宅配ピザや冷凍ピザが普及していったため、自宅でも気軽に食べられるようになりました。この時代はミックスピザやマルゲリータなどのクラシックなメニューがほとんどでしたが、2000年に「変わり種ピザ」として誕生したのが「プルコギピザ」です。
プルコギピザの元祖は宅配ピザ店のひとつであるピザハットで、当時からあった焼肉ピザにヒントを得てつくられたようです。斬新なアイディアとそのおいしさからプルコギピザは大ヒット。今では定番のピザメニューのひとつとして知られるようになっています。
日本と韓国のプルコギピザの違い
韓国でも日本同様にピザは一般的に食べられる料理のひとつです。韓国でも宅配ピザ店や冷凍ピザのメニューとして「プルコギピザ」が販売されていて、人気メニューとなっています。韓国のプルコギピザは日本のものよりも若干甘さがあるようですが、見た目などに関しては差異はほとんどありません。
また、日本ではあまりみかけませんが、キムチピザやダッカルビピザ、さつまいもピザなど韓国独自のメニューも展開されているようです。その土地の料理や好みやピザになるところをみると、やはりピザは万能でひと言では語れない魅力がありますね!クラシックなピザはもちろんおいしいですが、プルコギピザをはじめとした変わり種のピザもまた違ったおいしさがあるのが楽しいです。変わり種ピザは邪道!と考えている人もいますが、ぜひ何かの機会に食べてみて欲しいと思います。
プルコギピザをおいしく作るためには
日本でいうところのすき焼きにあたるプルコギは汁気の多い料理です。そのため、ピザのトッピングとしてプルコギを使用するなら、できるだけ汁気を飛ばしてからピザ生地にのせたほうがよいでしょう。汁気があまりにもありすぎるとピザ生地がベチョベチョになってしまうので注意が必要です!また、やや濃い目の味にしたほうがピザ生地との相性がよいと思います。
もちろん、自分でつくることが苦手、時間がないという方には、もちろんフォンターナでも「プルコギ風ピッツァ」をお届けすることができます!ナポリピッツァ独特のもちもちとしたピザ生地の食感に、甘辛いプルコギのタレ、牛肉のうま味がひとつになったこの一品も間違いなくおいしいです。パーティーに食事に一品足したい時に、おやつにとぜひぜひご活用してみてくださいね。