2018.03.30

ピザ海外事情

ピザのお持ち帰りもできる、幸せを呼ぶ世界のキッチンカー

キッチンカー

町のお祭りやイベント時・オフィスのランチタイムに、最近見かけることが増えてきたキッチンカー。
クレープやケバブ、唐揚げ、焙煎コーヒー・中華弁当など、多彩なフードアイテムのお持ち帰りができます。
なかでも「美味しい」「オシャレ」「写真映えする」と世界の旅人たちの間で話題となっているのがピザの移動販売車。
いつかは食べてみたい魅惑の味をレポートします。

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まるで豪華客船、ワイルドすぎるアメリカのピザ車

日本のキッチンカーと比べてスケールが大きいのが、アメリカの移動販売車。
トラックや豪華客船の一室を切り取ったような広々とした造りの車は、まさにアメリカならではのリッチさ。
アメリカの移動販売の歴史は思っていた以上に古く、その歴史は19世紀初めにさかのぼると言われています。
当時のカウボーイたちが愛していたのが、チャックワゴンと呼ばれる移動式のキッチン。
専用のお抱えコックがワゴンの上で、シチューや豚の煮込み・チリコンカーンなど西部らしい手料理を振る舞ったといわれています。
そんな19世紀のウエスタンらしい雰囲気を残しているのが、現代版のアメリカンキッチンカー。
大型トラックの荷台を改造した移動販売車は、まさに地上を走る豪華クルーズ船といった雰囲気。
車の中にはなんと本格的な薪窯も備え付けられていて、その本気度の高さがうかがえます。
お持ち帰りで人気が高いのは、食べやすいニューヨークスタイルのピッツァ。
トマトソースをベースに、ぺパロ二やソーセージ・モッツァレラなどシンプルな具材が山盛りのっています。
紙皿にのせてくれるピッツァは、熱いうちに2つ折りして味わうのが粋なニューヨーカー流。
おいしいピザと一緒だと、自由の女神もより一層キレイに見えそうです。

ピザのお持ち帰りもお手の物、タイのキッチンカー

アジアの国の中でも、とくに屋台文化が栄えているのがタイ。
朝早くから夜遅くまで、カラフルなパラソルを掲げたラーメンや揚げ物などの屋台が、ところ狭しと並んでいます。
こうした派手な屋台とともに、タイ国内でも増えてきているのが個性豊かなキッチンカー。
ピンクやグリーンなどビビッドな色彩の車には、これでもかと言うくらい大量の造花が飾り付けされています。
それぞれの移動販売車の前には、プラスチック製の机や椅子が並んでいるため、多くのお客さんはお持ち帰りせず、その場で飲食を済ませていきます。
粥やヌードル・マンゴーなどの販売車が並ぶなか、ひときわ注目を集めているのが「ピザのキッチンカー」。
タイのピッツァはローマ風ピッツァに近い、超クリスピーな生地が特徴です。
タイ料理とイタリアンの合作を意識してか、半熟の目玉焼きやパクチーなど、タイらしいトッピング食材も華を添えています。
そのお値段は1枚なんと200円、コンデンスミルクを山ほど入れたタイ風アイスコーヒー・ヨックローと楽しむ方が多いようです。

サンタクロースもびっくり、ドイツのピザ販売車

ヨーロッパの国の中でも可愛らしい移動販売車が特に多いのが、夢の国ドイツ。
11月の終わりのクリスマスシーズンになると、国内のイベント広場に多くのキッチンカーや屋台が顔をそろえます。
イベント広場にはサーカスや遊園地など楽しいイベントも遊びにやって来るため、ドイツの家族連れにとっても嬉しい催しものとなっています。
ドイツ名物のソーセージとビールはお持ち帰りメニューとして断トツの人気ですが、一度は食べてみたいのが「フラムクーヘン」と呼ばれる白いピザ。
チーズの代わりに酸味のきいたサワークリームと塩が使われているため、その見た目も純白でピュアです。
春巻きの皮のような薄い生地が、パリパリとした軽いリズムを呼んでくれます。
東京より気温控えめなドイツでは、ドリンクもホットなものが好まれる傾向にあります。
フラムクーヘンと交互に食べる、熟したホットワインは美味しさもひとしお。
ピザのある暮らしを、より愛情あふれるものにしてくれます。

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