2017.07.04

ピザ雑学

ピザ専門店と言われるピザ店が共通してやっている取り組みまとめ

ピザ切り分け

日本でもしっかり定番になったピザ。
ファミレスのメニューにも、たいていピザがありますよね。
それでもやっぱり本当においしいピザが食べたければ、専門店に行かなきゃだめです。
専門店と呼ばれるピザ店は共通して強いこだわりをもって一枚一枚を仕上げています。
そんなピザ店のこだわりを知れば、ちょっと足をのばしておいしいピザを食べに行きたくなるはずです。

そもそもピザの種類が違う!?

宅配ピザやファミレスのピザばかり食べていた方が、初めてピザ専門店に行くと、ピザの違いにびっくりされるかもしれません。
それもそのはず、出てくるピザの種類が違います。
主にピザにはアメリカ式とイタリア式があり、宅配ピザやファミレスのピザはアメリカ式で厚い生地に具が盛りだくさんにのっています。
どちらかというと具を楽しむイメージです。

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その点ピザ専門店は、ほとんどがイタリア式、特にナポリピッツァを提供しています。
特徴は生地で、表面はパリッとしながら中はもちもちで、生地のうまみを味わいます。
このようにピザ専門店で出てくるピザは種類も違うので、本格的なイタリアのピザが食べたければ、ピザ専門店に行くのがおすすめです。
多くのピザ専門店が共通してやっているこだわりにも注目しましょう。
これからご紹介するポイントを実践しているピザ店なら安心して入れます。

生地のうまみを最大限活かす

宅配ピザやファミレスで出てくるピザの生地は、工場でまとめて生産されていることが多いですが、本当のナポリピッツァは必ず手延べです。
生地の状態を専門の職人が肌で感じながら一枚一枚延ばしていきます。
そして使用される材料は極めてシンプルに「小麦粉、酵母、塩、水」の4種類のみ。
シンプルな配合だからこそ、素材本来の味を楽しむ生地が出来上がるのです。

ナポリピッツァは生地が命です。
そのため専門店を選ぶときには、生地へのこだわりチェックポイントになります。
ナポリピッツァ専用の小麦粉を本場から仕入れたり、有機天然酵母を使用、生地の低温熟成など、そのお店の生地にかける想いにも注目しましょう。

薪窯を使って高温で一気に焼き上げる

専門店のピザの仕上がりに、宅配ピザやファミレスと差が出る大きな理由が薪窯です。
宅配ピザやファミレスでは電気オーブンが使用されています。
業務用でも基本的には最高温度は250度前後ですが、ナポリピッツァを焼き上げるには全然温度が足りません。

本物のナポリピッツァを作るには、400度以上が必要だと言われています。
そのためには専門店で使用される薪窯が必要なんです。
400度以上の薪窯から放出される遠赤外線効果で、ピザを短時間で焼けあげることが出来て、ナポリピッツァ独特の表面はパリッと中はもちもちの絶品生地に仕上がるのです。

また厳選した薪を使用することで、香ばしい香りもピザに加わり食欲をそそります。
おいしいピザ専門店を探すときには、薪窯のチェックも欠かせません。

上にのせる食材へのこだわり

ナポリピッツァは上にのせる具もシンプル。
例えば、ナポリピッツァを代表する「マルゲリータ」で使用される材料は、トマトとモッツアレラチーズ、オイル、バジリコの葉のみ。
だからこそ、専門店では上にのせる材料にもこだわっています。

究極の2択!マルゲリータ・ブォーノVSマルゲリータブッファラ

モッツアレラでも水牛の乳を使ったブッファラの使用や、有機野菜、各地域の旬の特産品を使ったピザなど、メニューからトッピングにもこだわりが見えるお店を選びましょう。

ちょっと”ツウ”なナポリピザのいただき方

本物のナポリピッツァにはいただき方にもマナーがあります。
まずは、「熱々をいただく」こと。ナポリピッツァの食べごろは短いです。
本場では出てきた熱々のピッツァをみんな一目散にたいらげます。
友達や家族とピザを食べに行っても、一度ピザが出てきたら、目の前の食べごろなピザを楽しむことに集中しましょう。

そしてもう一つが、「コルチョーネを味わう」。
コルチョーネは”額縁”の意味で、具ののっていない縁の部分のことです。
ピザを食べるのにこの部分を残す人もいますが、ナポリピッツァは生地が醍醐味。
コルチョーネが生地のうまみと薪窯を使った香ばしさを最も楽しめる、と言っても過言ではありません。
そのためコルチョーネまで楽しむのがナポリピッツァのツウな食べ方です。

宅配ピザやファミレスのピザとはひと味違う、本格派のナポリピッツァをいただいてみるのはいかがでしょうか。

 

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