2020.02.28
ピザ雑学今さら聞けない!照り焼きピザの「テリ」ってどんな状態のこと?
ビールや酎ハイのおつまみになるのが、こってり系ピザの代表格・照り焼きピザ。
しょう油やみりん、酒などの甘辛い味が「日本に生まれて良かった」と思わせてくれます。
おふくろの味を思わせる味ですが、気になるのはテリの意味。
照り焼きピザの「テリ」とは、どんな状態を指しているのでしょうか?
ちょっと気になるネタを、徹底深ボリしていきたいと思います。
本日のメニュー
照り焼きピザのテリ、おどろきの意味とは?
テカテカの肉汁が眩しすぎる照り焼きピザ。
黄金色の「テリ」にはどのような秘密が隠されているのでしょうか。
実は照り焼きのもととなる漢字は「照る」。
照るには文字通り、お日様がさんさんと輝く様子という意味があります。
このほかにも、雲ひとつない澄んだ晴れの日・光を受けて艶っぽく輝く様子などの意味もあります。
太陽の光を受けてキラキラと輝くもみじの葉っぱは、まさに「照る」の代名詞。
照り焼きのテリには「光を浴びて、ツヤっぽく輝く状態」という意味があるのです。
照り焼きピザのチキンは、旨辛のソースがからみ、まさにツヤツヤした状態。
零れんばかりの滴が、食欲をかき立ててくれます。
この美味しそうなエキスこそが、照り焼きのテリ。
光を浴びてキラキラ輝いているソースは、今すぐガブリつきたくなる要素がいっぱい。
「おいしい食べ物・ツヤっぽい食べ物」の形容詞として使われるのが魅惑のテリなのです。
料理業界の常識「テリを出す」
料理の本をパラパラめくると、表れてくるのが照りを出すという言葉。
和食の板前さんが良く使う言葉で、テリを出すには「艶を出す」という上品な意味があります。
テリを出すことによって魚や肉に輝きが生まれ、見た目がとても美味しく見えるのだそうです。
そう言えば少し高級な和食のお店に行くと、どの食材にもツヤツヤとした光沢があるもの。
とろみのある水分が魚やお肉にほんの少しかかっているだけで、高級感が加わります。
みりんや醤油・砂糖や日本酒などを煮詰めて作る、照り焼きのテリ。
お客さんに出す前のひと工夫に、美味しく見せるワザが使われています。
私たちが普段何気なく食べている「照り焼き料理」にも、こうした職人の心意気が光っているのですね。
『ピザと照り焼きソースが合うって知ってた?!おすすめメニューをご紹介!』
利き酒にも使われる、照り焼きピザのテリ
照り焼きピザのテリ、高級料亭のほかにも、実は意外な場所で良く使われているもの。
東京都内にある、とあるバーの一角。
こちらで毎週行われているのが、日本酒好きを集めた利き酒イベントです。
木の香りがする桝に、透明なグラスを入れて、お好みの日本酒をなみなみ。
日本全国の酒造から取り寄せた逸品の地酒をたしなみながら、利き酒をおこないます。
テイスティング時に用いられているのが「テリがあるよね、テリが無いよね」という言葉。
そう日本酒好きの間でも、照り焼きピザのテリは良く使われる言葉なのです。
照りの反対語が、ぼけ
ちなみに日本酒の世界でテリがあるとは、濁りのない澄んだ味わいのことを指しています。
万葉集に登場する山吹の花色に例えて「テリがある」と言う人もいます。
小さく可憐な黄色の花が付く山吹の花は、昔から上品な色の例えとしてよく使われています。
透明な日本酒に黄色い山吹色がつくと、その日本酒は美味しく熟しているあかし。
照りの中でも、最上級の表現が「小金色」です。
大判小判のように、ゴールド色に光り輝く状態を示しています。
照りの反対言葉として用いられるのが「ぼけ」。
ぼけは光沢やツヤが無く、枯れた様子を表しています。
照り焼きピザに用いられる照りには、奥深い大和言葉が隠されているもの。
言葉を知ると、ピザの時間がさらに楽しくなっていきます。
さらに美味しくなった、照り焼きピザを食べよう!
テリについての知識が増えたところで、お腹の虫がグーと鳴った方もいるのでは?
「おいしい照り焼きチキンピザが食べたい!」
そんな時におすすめしたいのが、フォンターナの冷凍ピザです。
発売当初から大人気だった照り焼きチキンピザが、さらに美味しくなって新登場。
日本酒としょう油とみりんを黄金比で組み合わせた、秘伝のタレが自慢です。
パリパリした鶏肉に極旨のソースが絡み合い、美味しいツヤが出ています。
チキンと相性の良い長ネギは、旬の美味しい所をザク切りに。
こんがり焼いたネギの甘さが引き立っています。
オレガノやニンニクを隠し味に加えてあるので、何枚でもペロリと食べられる最高の味付けに。
「美味しかったから、また注文しました。」
リピーターも多い、人気のピザメニューになっています。
待ちに待ったクリスマスやお正月、そしてひな祭り・子供の日のお祝いに。
ぜひフォンターナの『ホッペが落ちる照り焼きチキンピザ』を楽しんでみて下さいね。