2024.04.16
マリナーラピザで、お店の味が分かる!?意味やレシピを紹介
最近トレンドになっている「マリナーラ」というピザをご存知でしょうか。
「名前は知っているけれど、あまりよく知らない」という方が多いのではないかと思います。
実は古くから支持され続けていたピザですが、このところ人気急上昇中の注目株なのです。今回は、そんな「マリナーラ」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
本日のメニュー
マリナーラの意味と語源
まず、「マリナーラというピザ」という言い方をしましたが、実は細かいことをいうとこれは少し違うのです。
マリナーラとはイタリア語で「船乗りの」という意味をもっています。そして「マリナーラ」という言葉、厳密には「マリナーラソース」のことを指します。
この「マリナーラソース」はとってもシンプルなトマトソースです。なんと入っている材料が「トマト・ニンニク・オリーブオイル・オレガノ」だけなのです。
余計なものが何も入っていないこのソースはとてもあっさりとした味わいをしています。そして万能なこのソースは、ピザの他にもパスタにかけたり、色々な使われ方をしているんですよ。
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マリナーラが生まれたのはいつ?
それではここからはピザの「マリナーラ」についてご紹介していきます。
始まりはナポリの漁師たちでした。時は18世紀の後半頃です。
お腹をすかせた漁師たちが、ちょうどその時パン屋さんに来ており、その場にあったトマトとオリーブオイルで美味しいものを作らせたのがきっかけだと言われています。
ここにナポリでは料理に多く使われていた「オレガノ・ニンニク」が加えられることで、今のマリナーラになったということです。漁師の注文がきっかけになっていたのですね。
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マリナーラと他のピザとの違い
ここまでご紹介してきたマリナーラですが、他のピザと大きく異なる点に気づかれましたでしょうか。
そうです、他のピザとは異なり、チーズが使用されていないのです。トマトソースとピザの生地だけで完成してしまうのがこの「マリナーラ」なのです。
そのため、そのピザ屋が本当に美味しい味を提供しているのかを判断するために、その店の味が一番顕著に表れる「マリナーラ」を注文するなんていうピザの通もいるほどなのです。
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フォンターナにもマリナーラはある!?
そんなシンプルなマリナーラですが、冷凍通販ピザ専門店フォンターナでもご用意しております。当店のメニューでは「マリナーラ・ブォーノ」というメニューで販売しております。
イタリア産のホールトマトとクラッシュトマトをブレンドしたトマトソースに、オレガノととっても有名なスペイン産のモラドニンニクを加えています。
そしてここにミニトマトとバジルをトッピングすることで深い味わいに仕上げています。
香り高く、コクのあるこのピザはシンプルだからこそ味わえる極上の美味しさです。
フォンターナではピザソースにこだわっていますから、「マリナーラ」はその美味しさを味わっていただくには非常にオススメのピザになります。
チーズが苦手な方にも、フォンターナの実力が知りたいという方にも、シンプルな味がお好きだという方にも、ぜひお試しいただきたいのがこの「マリナーラ・ヴォーノ」です。
お客様の声
チーズ大好きな私が、健康上の理由から乳製品を控えなくてはならない状況となり、それでもピザは食べたい葛藤に苛まれる中、たどり着いたのが、こちらのピザでした。
チーズがなくても本当においしいピザにめぐり逢えて大満足です。(60代 男性)
「漁師の」というのがマリナーラの意味でしたが、「ヴォーノ」というのは「美味しい」という意味のイタリア語です。
伝統のある「マリナーラ」を美味しく召し上がっていただくには、この「マルゲリータ・ヴォーノ」は最適なのではないでしょうか?
マリナーラとマルゲリータの違い
マリナーラは、1750年頃にできたピザの元祖です。
トマト・オリーブオイル・にんにく・バジルorオレガノが使われた、シンプルなトマトソースのピザとなっています。
ソースはピザだけではなく、ラビオリやパスタ料理にも使われています。
マルゲリータは、マリナーラの進化形で1889年頃に誕生しました。
進化系と言える理由は、当時トマトが多く生産されていたことと、モッツァレラチーズもナポリ近くで生産されたことがきっかけに、モッツァレラチーズをマリナーラに加えたピザ=マルゲリータが人気となったためです。
マリナーラにモッツァレラチーズをトッピングしたものとなっています。
赤(トマトソース)と白(チーズ)と緑(バジルorオレガノ)の3色の色合いは、イタリア国旗を表しています。
マリナーラとマルゲリータは、トマトソースが使われているのが共通点です。
しかし、その他の材料に違いがあります。
以下で、マリナーラとマルゲリータの材料を紹介します。
【マリナーラの材料】
🍕トマトソース
🍕オリーブオイル
🍕オレガノ
🍕塩
🍕にんにく
【マルゲリータの材料】
🍕トマトソース
🍕バジル
🍕モッツァレラチーズ
マリナーラのレシピ
今回紹介するマリナーラのレシピは、ご自宅で簡単に試すことができます。
レシピはあくまで参考なので、お好みでニンニクの量やバジルの量を調整するのもおすすめです。
材料【2人分】
🍕にんにく2かけ
🍕バジル7枚
【ピザ生地】
🍕強力粉100g
🍕薄力粉30g
🍕砂糖大さじ1/2
🍕塩小さじ1/2
🍕オリーブオイル大さじ1/2
🍕ドライイースト小さじ1/2
🍕水80cc
【マリナーラソース】
🍕オレガノ[乾燥]少々
🍕オリーブオイル大さじ1
🍕カットトマト缶1/2缶(200g)
🍕こしょう少々
🍕塩小さじ1/3
🍕玉ねぎ1/4個(50g)
【手順】
1. 耐熱容器に水を入れ、ラップなしで600Wのレンジで20秒ほど加熱し、ぬるま湯を作る。
2.ボウルに砂糖、ドライイースト、強力粉、薄力粉を入れてよく混ぜる。
オリーブオイル(大さじ1/2)、塩、ぬるま湯を入れて、
粉っぽさがなくなるまで混ぜ続ける。
3.生地を台に取り出して、表面がなめらかになるまで、
擦り付けるような感じでこねる。
表面が張るように丸めて、ボウルに戻し入れる。
軽くラップをし、常温で2倍ほどの大きさになるまで、60分〜90分ほど生地をおく。
4.玉ねぎをみじん切りにする。にんにく1かけは縦半分に切って芯を取り、
みじん切りにする。残り1かけは薄切りにして爪楊枝などで芯を取る。
5.鍋にみじん切りのにんにく、オリーブオイル(大さじ1)を入れて弱火で熱を加える。
香りが出てきたら玉ねぎを加えて、しなっとするまで中火で炒める。
6.オレガノ、カットトマト缶、こしょう、塩を加え、時々混ぜながら、
へらで筋が残る程度まで10分ほど煮た後、冷ます(マリナーラソース)。
7.台に強力粉を適量(打ち粉)振って、3の生地を取り出す。
生地の上にも打ち粉をふり、手のひらで押してガス抜きをする。
この時、生地をのばす前にオーブンを230℃に予熱するのがポイントです。
8.指の腹で生地の中心から外側に向かって、25cmほどの大きさになるまで
徐々に伸ばす。伸ばし終わったら、クッキングシートを敷いた天板にのせる。
9.マリナーラソースをふちに約1cm残して塗り、薄切りのバジル、にんにく
を乗せる。230℃に予熱したオーブンで、10分ほど焼いて完成。
マリナーラの味はトマトソースがメイン
マリナーラとは、トマトとニンニク、バジルorオレガノとオリーブオイルでできたトマトソースのことを指します。
マリナーラの味はトマトソースがメインですが、それぞれの風味を詳しく見ていきましょう。
トマトでできたソースは、トマトのフレッシュな香りを持ちつつ、甘み,旨み,酸味をバランス良く感じられます。
ニンニクの刺激は満足感を与えつつも、チーズやバジルorオレガノにも肩を並べられるほどトマトと調和してくれます。
バジルorオレガノは、トマトとの相性がかなり良いです。
トマトとニンニクのベースに、言葉で表せないほどの快感を与えてくれます。
オリーブオイルは新鮮で果物のような香りとトマトソースにコクを与え、ニンニクの刺激をその良さを保ちながら柔和にしてくれます。
以上のことからわかるように、マリナーラの材料に共通していることは、トマトソースとの相性が良いことです。
【まとめ】マリナーラピザの正体
マリナーラピザの正体は、チーズを使わずとも、トマトソースとピザの生地だけで完成してしまうピザです。
チーズが苦手な方、本当に美味しいお店を見つけたいという方、シンプルな味がお好きだという方には、マリナーラをおすすめします。
記事内で紹介した通り、マリナーラはご家庭でも簡単に作ることが可能です。
マリナーラはチーズがない分、本当の料理の実力が出やすいため、腕試しに作るのも良いですね。
今回の内容をきっかけに、「マリナーラピザを食べてみたい、作ってみたい」と感じていただけたら、幸いです。
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