2017.05.16
調理のヒント冷凍ピザは電子レンジとは相性が悪い理由まとめ【正しい温め方】
手軽に本格的なナポリピッツァを、自宅で食べることできる冷凍ピザ。めんどうだから、電子レンジでチンして食べているという人も多いと思います。
しかし、冷凍ピザと電子レンジの相性は、どの加熱器具よりも一番NG!おいしさを半減させる原因になっています。今回は、冷凍ピザと電子レンジの相性が、なぜ悪いのか解説していきます。
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電子レンジで食べ物が温まる仕組み
電子レンジが食品を温めることができるのは、高速の電磁波が、食品の中の水分を、振動させることで熱くしています。
目に見えないのでわかりずらいですが、水の分子を振動させて、その摩擦熱によって食品が加熱されていくのです。
薪窯やオーブン、トースター、フライパンなどは、外からの熱源で食品を温めていますが、電子レンジは、電磁波によって、食品自体から熱をつくりだしていることに、大きな違いがあります。
電子レンジで温めると“しなっと”する
電子レンジで温めたピザは、全体がしなっとした仕上がりになります。これも電子レンジの特性上、食品の水分を振動させて温めているので、蒸らしたような状態になってしまっているのです。
また、生地や具材を熱で焼き固めることができないので、それぞれの水分がでてしまい、味が薄まってしまうという場合もあります。
また、多少温めたしなっとした状態のピザは、食べごろとしては全く適していません。
温め過ぎると生地が”カチカチ”になる
電子レンジでピザを温めすぎると、生地の中の水分が蒸発してしまうので、耳をはじめ生地がカチカチになってしまいます。
時間をかけて加熱しても、薪窯やトースター、オーブンのような、表面がカリッとした仕上がりにはならないので注意しましょう。
また、蒸発してしまった部分に水をかけて再加熱しても、元の状態に戻ることはありません。
おいしいナポリピッツァを焼き上げるためには、電子レンジは使用せずに、トースターやオーブン、魚グリル、フライパンを使用することをおすすめします。
電子レンジでの解凍は大丈夫?
フォンターナのナポリピッツァを、おいしく食べていただくためには、冷凍で届いたピザを、解凍していただくことからはじまります。
解凍は、常温で2~3時間ほど、自然解凍していただくことが理想です。急いでいる場合は、電子レンジ(200W)で3~4分ほどかけて、完全解凍してください。
高いワット数で解凍してしまうと、前述の通り水分が抜けてしまう場合があるので注意しましょう!
それぞれの方法で、ピザを完全解凍させたら、しなっとなってしまったピザを、パリッと焼き上げていきます。
この時、耳に霧吹きをかけて、その部分だけアルミホイルで覆っておくと、バランスよい生地の仕上がりになります。
ピザの焼き方は4種類
フォンターナでは、トースターを利用する方法を、1番におすすめしています。
オーブントースター
予熱をしたトースターの中で、約5分加熱。途中で180°回転させると、ムラなく焼くことができます。
オーブングリル
220℃まで予熱をして、約6~7分焼き上げます。
フライパン
テフロン加工のフライパンに、オリーブオイルを大さじ1杯入れて、フタをして弱火で約3~4分加熱。
最後にフタをあけて、強火で約5秒ほど加熱して、表面をパリッとさせます。
魚焼きグリル
魚焼きグリルを予熱して、約3~4分焼き上げます。魚のニオイが移りやすいので、焼く前はお掃除をお願いします。
ナポリピッツァならではの食感を楽しむために
電子レンジは、1番手軽に食品を温めることができる加熱器具ですが、冷凍ピザをおいしく食べるためには、相性の悪い調理器具です。
ナポリピッツァならではの、表面はカリッ、中はもちっとした食感を楽しみたいなら、オーブントースターで焼くのが1番おすすめ。
ちょっとした手間で味わいが変わってくるので、おいしい焼き方を守って調理してみてくださいね。
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