2019.12.05
ピザの具材【果物ピザの王道】パイナップル🍍加熱すると甘くなるのはナゼ?
ハワイアンピザと言えば、黄色く熟したパイナップルが決め手です。みずみずしいパインとカリっと焼いたベーコンが、トロピカルな香りを運んできてくれます。
酢豚やチキンソテー・ピザなど、色々な料理によく登場するパイナップル。「火を通すと甘くなる」のはどんな理由があるからなのでしょうか。
身近なフルーツの知られざるパワーを探ってみました。
本日のメニュー
酸っぱいパイナップル、ピザにすると甘くなる?
ロック歌手のように、突っ張ったヘアスタイルが可愛らしいパイナップル。大ぶりの実をナイフで半分にカットすると、内側からじゅわっと黄金のしずくのような果汁が溢れ出てきます。
ブラジル生まれのパイナップルは、もともとは「松ぼっくり」を意味する果物。ギザギザの分厚い皮とぽってりしたシルエットは、確かに松の実ソックリです。
生でも美味しいパイナップルですが、青すぎる物を早めに食べると独特の酸っぱさが気になってしまうことも。舌がひりひり痛くなり、数切れ食べただけでお腹一杯になってしまう場合もあります。
タルトやピザにすると、甘く変化!
生のままでは青さが残り、やや酸っぱさを感じるパイナップル。オーブンやフライパンで少しだけ火を通すと、不思議と甘くトロトロの食感に変わります。
砂糖を加えなくても、焼き林檎のように甘さがパワーアップするので、ハワイアンピザやフルーツタルトとも相性ばっちり。頂きもののパイナップルも、温めるだけで簡単に消費できますね。
冷凍ピザとの取り合わせにピッタリ!パイナップルを使ったレシピ
温めると、パイナップルの甘味が増すワケは?
生のままでは、特有のエグみや酸っぱさが気になるパイナップル。ピザや酢豚など「温めてあげる」と、とたんに砂糖のように甘くなるのは一体ナゼなのでしょうか。
パイナップルや林檎・バナナなどフルーツの多くは、温めると旨みの増す食べ物。余分な水分が飛んでいくので、旨みがぎゅっと濃縮されるポイントがあります。
酸っぱい・苦いなどマイナスの弱点が「数分の温め」によって消えていくので、甘さ・旨みだけが残り、黒砂糖のような美味しい食感に。どこをかじっても、甘くとろけるような口当たりになります。
また加熱することによってパイナップルの固い実が、生の状態に比べて格段に柔らかくなります。口当たりがまろやかになり、「おいしい・食べやすい」と感じるようになります。
ソフトで滑らかな口当たりが、パイナップルの甘さレベルをぐっと底上げしてくれているのです。ピザのパイナップルが美味しい理由には、いくつかの秘密が隠されていたようです。
『ピザにパイナップルを載せるだけでおいしさ倍増!おすすめのレシピ』
ピザの付け合わせに、焼きパイナップルを作ってみよう
フォンターナの薪窯ピザとも良く合うのが、お口直しにもぴったりの「焼きパイン」です。スーパーで手ごろな値段で売っているパイナップルに出会ったら、気軽にチャレンジしてみたいレシピです。
ややコツがいるパイナップルの切り方さえ覚えてしまえば、後は串刺しにして焼いていくだけ。
料理が苦手な方でも簡単に作れます。BBQやキャンプ料理としてもオススメですよ。
『パイナップルの切り方』
- まな板の上にパイナップルを横に置きます。
- 葉っぱの付いている部分とお尻の部分を、それぞれカットします。
- パイナップルをまな板の上に縦に置き、ピザの形に8等分に切っていきます。
- ピザ型のパイナップルの中央の芯の部分(白い所)と、ギザギザの皮の部分を切り落として出来上がりです。
『焼きパインの作り方』
- フライパンを温めて、グレープシード油をひきます。
- 食べやすい大きさに切ったパイナップルを並べ、弱火でじっくり焼いていきます。
- こんがり焦げ目が付いたら、お皿に盛り付け串を刺して出来上がりです。
温めたパイナップルは水分が蒸発し、ジューシーな味わいに変わっていきます。ぶどうから抽出したグレープシード油を使ってあげると、よりフルーティな仕上がりに。
ひと口サイズに切り分ければ、ピザのトッピングにも変身します。お好みでグラニュー糖やシナモンをかけてあげると、さらに美味しく楽しめますよ。
まとめ
温めると不思議に甘みが増すパイナップル。甘くなる理由として「熱を加えると、苦みの成分が飛ぶ」「旨みがぎゅっと濃縮される」などのポイントがあります。
嬉しいことにパイナップルは、お肉料理とも相性が良いアイテム。フォンターナのお肉系のピッツァと合わせると肉の旨みが引き立ち、より美味しく感じられます。
おすすめはスパイシーソーセージのピッツァやプルドポークのBBQピッツァ。パンチのきいた肉系ピッツァ&焼きパインで、最高のディナーをお楽しみください!