2017.07.10
調理のヒント自宅で作ったオリジナルピザ、冷凍したらいつまで保存ができるか検証してみました
元気なお子さんと一緒に。大好きな彼氏や彼女と一緒に。
イチからアイデアを出したオリジナルの手作りピザは、ハッピーな時間をもたらしてくれます。
気合いを入れて作りすぎた手づくりピザは、長期保存がOKな「冷凍保存」がおすすめです。
「いつまでホームメイドピザを、おいしく冷凍できるのか」リサーチしてみました。
冷凍ピザではなく、市販のピザや手作りピザは冷凍ができるのか?
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手づくりピザ、いつまで冷凍保存できるの?
生地からつくったホームメイドピザ、実際に「いつまでおいしく冷凍できるか」調べてみました。
ベースとなるのは、薄力粉や強力粉・塩やオリーブオイル・ベーキングパウダーなどを入れ、丸く成形したピザ生地。1枚1枚市販のラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。
日数ごとに取り出し加熱。鮮度やおいしさを5段階で判定しました。
≪手づくりピザ・おいしさ比較≫
▽3~4日 鮮度★★★★★ おいしさ★★★★★
▽1週間 鮮度★★★★☆ おいしさ★★★★★
▽2週間 鮮度★★★★☆ おいしさ★★★★★
▽3週間 鮮度★★★☆☆ おいしさ★★☆☆☆
▽1カ月 鮮度★★☆☆☆ おいしさ★★☆☆☆
冷凍保存3~4日目の冷凍ピザは、ジューシーの蜜がたっぷり詰まった逸品。
加熱すると小麦の香ばしい香りがキッチン中に流れます。
冷凍から1週間が経過したピザは、ラップの上から触っても、弾力のあるよそおい。
ふっくらモチモチ感が続きます。
2週間が過ぎたピザ生地も、まだまだ味わい豊か。
オリーブオイルの酸味と小麦の豊潤さがあとを引くおいしさです。
3週間が経過したピザは、長期の冷凍で水分が失われたせいか、固さが気になる風合いへ。
1カ月経過したピザは、酸化によりコクと潤いが抜けた状態に。
口に入れても不快なパサつきだけが残り、クオリティの低下が目立ちました。
手づくりピザ、劣化しない目安は「約2週間」
1カ月にわたる検証の結果、ホームメイドピザがおいしく冷凍保存できる期間は「約2週間」ということが分かりました。
冷凍庫のブランドや保管状況によっても若干のちがいはありますが、もしこれから「オリジナルピザを作ろう」と思っている方は、味のバラつきが出にくい「2週間以内」に食べきるのがおすすめです。
長期間放置しておくとピザ内部の水分がぬけ油が酸化し、パサつきや風味の劣化を起こします。
オリジナルピザを作った日付を保存袋にメモし、なるべく早めにいただくよう心掛けましょう。
おいしさ長持ち、冷凍ピザの保存法
いつまでもフレッシュな味わいをキープするためにも、手づくりピザの冷凍方法に気を配ることもポイントです。
【冷凍焼けを防ぐポイント】
・ラップと保存袋、ダブルで真空状態へ
・ムダな開閉をへらす
・温かいまま冷凍庫に入れない
長期間冷凍しておくと、食材の細胞から水分が蒸発して乾燥しやすくなります。
穴の開いた細胞に空気が入り込むため、食材が酸化しテイストが変化、油っぽさやパサつきを感じやすくなります。
こうした食材が劣化していく「冷凍焼け」をガードするためにも、手づくりピザの保存方法に気を配ることも大切です。
ホームメイドピザを冷凍する場合「オーブンで焼いたピザを冷凍する方法」と「火を加えない生の状態で冷凍する方法」があります。
どちらのパターンを採用するときも、必ずピザ生地が冷めた状態で冷凍庫へ入れることが大切です。
冷凍庫内の温度変化が激しいと、食材がダメージを受けやすくなり、短期間でクオリティが落ちてしまうこともあります。
冷凍庫内はクリーンに保ち、無駄な開閉をへらすことも、おいしいピザを保存する秘訣です。
薪窯ナポリピザ フォンターナでは、業務用のマシーンを使いピザ生地を「急速冷凍」させています。
食材をフレッシュなまま冷凍保存できるため、ご家庭の冷凍庫にて「約1カ月間・冷凍保存OK」です。
トッピングやソースにこだわったオリジナルピザも良いけれども、ときにはプロフェッショナルなプロの味に、身をココロも委ねてみませんか。
賞味期限がたっぷり、本格派ナポリピザをぜひご賞味ください。