2024.11.29
クアトロフォルマッジとは?定義やビザのレシピを解説
チーズ好きなら一度はオーダーしてみたい、クアトロフォルマッジ。
選びぬかれた極旨チーズが、4種類もトッピングされたゴージャスなピザです。パンチの効いた濃厚チーズが織りなすハーモニーは、一度食べるとクセになる味わいです。
知れば知るほど奥が深い、クアトロフォルマッジについてご紹介します。
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クアトロフォルマッジの語源や意味
ピザショップのメニューでよく見かける、クアトロフォルマッジ。
クアトロフォルマッジとは、イタリア語で「4種類のチーズ」を意味しています。
使われるチーズは、モッツアレラやゴルゴンゾーラ、グラナパダーノ、タレッジョ、パルメザン、グリエール、シュレッドなど。お店によってブレンドされるチーズの種類や銘柄が異なるのも、クアトロフォルマッジの楽しみのひとつです。
クアトロフォルマッジの味の決め手となるのが、多くのイタリアン店で必ず入れるゴルゴンゾーラチーズ。ブルーのストライプが入った青かび系チーズは、舌にのせるとピリリとしたスパイシーな刺激を与えてくれます。
酸味と甘みがバランスよく調和された、4種類のチーズが織りなすハーモニー。
絶妙なおいしさをプレゼントしてくれます。
ピザのメニューにも使われているけど、イタリア語で良く聞く「クワトロ」って何?
クアトロフォルマッジはチーズ4種を使用したピザ
薪窯ナポリピザ フォンターナのクアトロフォルマッジには、ゴルゴンゾーラ、モッツアレラ、グラナパダーノ、タレッジョを使ったこだわりの4種類のチーズが、ブレンドされています。
チーズの種類その1:ゴルゴンゾーラ
イギリスのスティルトン、フランスのロックフォールと並ぶ、「世界三大ブルーチーズ」の一つが、ゴルゴンゾーラチーズです。
北イタリアのゴルゴンゾーラ村が、発祥といわれています。
長時間熟成させた青かびの、シャープでほろ苦い味わいがクセになります。
ゴルゴンゾーラチーズは、「ドルチェ」と「ピッカンテ」の2パターンあります。
- マイルドなドルチェは、女王さまのようなソフトな味わい。
- ビターなピッカンテは、騎士のようにシャープな味わい。
フォンターナでは、後者のピッカンテ版ゴルゴンゾーラチーズを採用し、味に深みを加えています。
チーズの種類その2:モッツァレラ
イタリアの南西部、カンパニア州で生まれたモッツァレラチーズ。「モッツァレラ」とは、イタリアの言葉で「ちぎる」を意味しています。
熟成期間のない、鮮度が命のフレッシュタイプのチーズです。ふんわり丸い形状は、スイーツのマシュマロや、和食材・絹ごし豆腐のようです。
あっさりマイルドな味わいは、素材のよさを引き立ててくれます。
チーズの種類その3:グラナパダーノ
イタリア北部のピエモンテ州を中心につくられる、グラナパダーノチーズ。
熟成期間が短く手軽に作れることから、イタリアでは、どこの家庭の冷蔵庫にも必ず入っている人気のチーズです。歯ごたえのあるハード系チーズのため、小さくスライスしていただきます。
塩分控えめマイルドな味わいのため、ピザやリゾットなど、どんな料理とも相性がいいのがポイントです。
チーズの種類その4:タレッジョ
タレッジョチーズは、イタリアのロンバルディア州北部の、タレッジョ渓谷が発祥と言われています。
ウォッシュチーズでありながら、穏やかな香りが特徴です。
もっちりした舌ざわりと、マイルドな味わいで、ウォッシュタイプ初心者の方でも食べやすいチーズです。
やわらかいチーズのため、トーストしたパンにバター代わりに塗っても、美味しくいただけます。
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フォンターナの本格/大人のクアトロフォルマッジ
フォンターナでは、ゴルゴンゾーラ、モッツアレラ、グラナパダーノ、タレッジョを使ったクアトロフォルマッジを提供しています。
淡泊でふくよかな味わい、濃厚な風味、切れ味とこく、豊かな香りが特徴です。
【大人のクワトロフォルマッジ】お客様の声
レストランで蜂蜜をかけたクアトロフォルマッジを食べたのが忘れられずに、 家でも気軽に楽しめないかとフォンターナさんで買ってみました。
箱を開けた時の印象はチーズが思ったより少ないことでした。
でも、解凍してからオーブントースターでチーズがグツグツするまで5分程焼いて、蜂蜜をドローリとかけて食べてみたら、レストランにも負けない美味しさでビックリ!
生地がもっちりとして美味しいので、蜂蜜をかけて食べるならチーズが少ないほうがいい感じなのかも。
クリスマス用にとりあえず2枚だけ頼みましたが、値段もとても安いのですぐに追加で10枚頼みました。 いつも冷蔵庫に常備しておきたいと思えるピザでした。(50代 女性)
クアトロフォルマッジのレシピを紹介!
薪窯ナポリピザ フォンターナで人気のクアトロフォルマッジ。4種類のチーズが集結した、セレブリティな逸品です。
そんなクアトロフォルマッジを、より一層おいしく味わうためにおすすめしたいのが、「蜂蜜」を加えたアレンジ法。ハニーポットから注がれる黄金色の蜂蜜は、食欲をアップさせてくれます。
意表をつく2つの組み合わせですが、実はこの「蜂蜜とピザ」は、イタリアンのお店では主流な食べ方。こなれたイタリアンのお店では、ピザを注文するとウエイターの方が、小皿と一緒にハニーポットを持って、テーブルまで来てくれます。
クリーミーな蜂蜜と酸味のきいたチーズの絶妙な味わいは、目からうろこが飛び出すほどの驚きを感じる新食感のピザ。甘いものが苦手な方でも一度は召し上がってほしい、デザート風ピッツァです。
クアトロフォルマッジとはちみつの組み合わせ
クアトロ・フォルマッジとはちみつの組み合わせに驚きを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、本場のイタリアではピザを注文すると、ピザと一緒にはちみつがついてきます。はちみつをかけることで、少し甘みがある、優しい味わいを加えることができるのです。
クアトロ・フォルマッジには、このチーズが入ってなければならない定義は特にありません。4種のチーズを使っていればクアトロフォルマッジといえます。
チーズには濃厚なものやあっさりとしたものなど、それぞれに異なる特徴があります。
おいしいクアトロ・フォルマッジを作るためには、チーズの味や食感、見た目などを考えて選びましょう。
またクアトロ・フォルマッジにはちみつをかける場合は、かけすぎに注意しましょう。はちみつをかけすぎると、チーズの香りや風味を感じづらくなるかもしれません。はちみつをかける際は、隠し味としてほんの少しだけ追加する程度にすると良いです。
はちみつをなぜ入れるのか?
そもそも、ハチミツ×チーズは見かけることが多い食べ合わせです。
塩気のあるチーズと甘いハチミツの組み合わせにより、チーズの塩気が抑えられ、チーズのクリーミーさが引き立ちます。
また米国の精神科の研究者によると、人間は「脂質+糖質」が組み合わさった食べ物を本能的に好むという実験結果が出ています。
「脂質+糖質」の組み合わせをチーズで再現したのが、ゴルゴンゾーラとはちみつです。ゴルゴンゾーラの独特な風味は、青カビによって分解された脂肪やタンパク質から生まれたもので、そこに天然糖質のはちみつを加えれば、「脂質+糖質」の黄金コンビが誕生します。
またゴルゴンゾーラのような青カビチーズは、シャープでほろ苦い味で癖が強いのが特徴ですが、ハチミツを入れることにより癖が弱まって食べやすくなります。
さらに塩分の強いゴルゴンゾーラのしょっぱい味は人間が好むものなので、美味しいはずです。
クアトロフォルマッジにハチミツを使ったレシピ
【材料】直径23㎝1枚分
🍕オリーブオイル 大さじ1
🍕ぬるま湯(約40℃)80㎖
🍕はちみつ 適宜
🍕日清 カメリヤ(強力粉)80g
🍕日清 スーパーカメリヤ ドライイースト小さじ2/3(3g)
🍕日清 バイオレット(薄力粉)60g
🍕砂糖小さじ2
🍕塩小さじ1/2
🍕粗びき黒こしょう少々
🍕カマンベールチーズ50g
🍕ゴルゴンゾーラチーズ40g
🍕パルメザンチーズ(粉チーズ)20g
🍕ピザ用チーズ50g
・カマンベールチーズは1㎝角に切る。ゴルゴンゾーラチーズは、ちぎっておく。
・生地の二次発酵中に、オーブンの予熱を入れる(230℃)。
1. ボールに(A)を入れる(その際、砂糖とイーストは隣になるように入れ、塩は離れた位置に入れる)。イーストをめがけてぬるま湯を入れ、木べらで混ぜる。粉っぽさがなくなったらオリーブオイルを加えて混ぜ、台の上でひとまとまりになるまでこねる。
2. 生地を丸め、とじ目を下にしてボールに入れ、ラップをかけて発酵させる(40℃/30分間)。
3. 生地を軽くつぶしてガス抜きをする。丸めなおし、ぬれぶきんをかけて10分間休ませる。
4. 3をクッキングシートを敷いた天板にのせ、手のひらで中央から外側に向かって直径23㎝くらいの円形に生地をのばし、縁に高さを出す。ぬれぶきんとラップをふんわりかけて二次発酵させる(40℃ /20分間)。
5. 4の内側に(B)をまんべんなくかけ、230℃のオーブンに入れて10分間焼く。
6. 焼き上がったら、お好みではちみつをかける。
クアトロフォルマッジを作る際の注意点やよくある質問
本場イタリアの4種のチーズピザ、クアトロフォルマッジを成功させるためには、チーズの選び方と配合が決め手となります。
まず、基本となるのはモッツァレラチーズです。
水分を含むフレッシュモッツァレラは、焼き上がり時の食感を左右する重要な要素となります。
使用前に水気をしっかりと切り、適度な大きさにちぎることで、ピザ全体に均一に溶け広がります。
次に重要なのがゴルゴンゾーラです。このブルーチーズは強い風味を持つため、使用量に注意が必要です。多すぎると全体の味のバランスを崩してしまうため、他のチーズに比べて控えめに使用することがポイントです。
特に初めて作る場合は、全体の15%程度の配分から始めることをお勧めします。
パルミジャーノレッジャーノは、熟成期間の長いハードチーズで、ピザに深い旨味とコクを与えます。すりおろしたものを使用することで、より均一に溶け、味わいを引き立てることができます。
また、ピザを焼く直前に振りかけることで、香ばしさが際立ちます。
最後のチーズとしてよく使用されるのが、グラナパダーノまたはペコリーノロマーノです。これらのチーズは塩味が強く、全体の味を引き締める役割を果たします。
振りかける量は好みにもよりますが、仕上げに軽く振りかける程度が理想的です。
よくある質問と解決方法
Q1: チーズの配合比率はどうすればよいですか?
A: 基本的な配合比率は、モッツァレラ50%、ゴルゴンゾーラ15%、パルミジャーノレッジャーノ20%、グラナパダーノ15%が理想的です。ただし、好みに応じて調整することも可能です。特にゴルゴンゾーラは風味が強いため、初めは控えめにすることをお勧めします。
Q2: チーズが焦げすぎてしまう場合はどうすればよいですか?
A: オーブンの温度管理が重要です。250度程度の高温で8-10分程度が目安となりますが、チーズの様子を見ながら調整してください。また、パルミジャーノなどの熟成チーズは焼き時間の後半に振りかけることで、焦げすぎを防ぐことができます。
Q3: チーズ以外のトッピングは必要ですか?
A: 伝統的なクアトロフォルマッジは、4種のチーズのみを使用します。ただし、お好みで生クリームを薄く塗ったり、焼き上がり後に黒コショウやオリーブオイルをかけたりすることで、より深い味わいを楽しむことができます。
Q4: 生地の厚さはどのくらいが適切ですか?
A: ナポリピザの伝統では、中心部分が2-3mm程度、縁は1-1.5cm程度の厚さが理想とされています。薄すぎると4種のチーズの重みで破れやすく、厚すぎるとチーズの風味が際立ちにくくなります。
Q5: 代用できるチーズはありますか?
A: 基本的には伝統的な4種のチーズを使用することをお勧めしますが、入手が困難な場合は以下の代替が可能です。
- モッツァレラ → ピザ用シュレッドチーズ
- ゴルゴンゾーラ → ブルーチーズ全般
- パルミジャーノレッジャーノ → グラナパダーノ
- ペコリーノロマーノ → パルミジャーノレッジャーノ
Q6: チーズが溶けにくい場合の対処法は?
A: 以下の点に注意を払うことで、よりよい仕上がりが期待できます。
- チーズは室温に戻してから使用する
- 細かくカットまたはすりおろして使用する
- オーブンを十分に予熱する
- 生地の厚さを均一にする
【まとめ】クアトロフォルマッジとは?定義やレシピを紹介!
クアトロフォルマッジの定義とレシピを紹介しました。
ご自宅でピザを作る時や、新感覚のピザに挑戦したいときに本記事の内容を参考にしてみてください。
チーズの組み合わせを工夫して、自分流のピザを作ってみるのも面白そうですね。
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