2017.12.06
調理のヒントレンジでチンは大間違い?目からウロコの冷凍ピザ調理法
お中元やお歳暮で冷凍ピザをいただいたけれども、肝心の調理法がわからない…。
悩めるあなたを救ってくれるのが「冷凍ピザの正しいクッキング法」です。
冷凍ピザと聞くと手短な「電子レンジで温める」方が多いのですが、これは意外にもNG。
電子レンジ特有の性質から、ジューシーな水分が失われやすくなり、カチカチの固いピザになってしまいます。
今回はいつものピザがさらに美味しく生まれ変わる、通販ピザの解凍法をご紹介します。
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ちょっと待って!「レンジでチン」の意外な盲点
電子レンジで冷凍ピザを温めたとき、中途半端に生地がしなっと柔らかくなった・水分が飛んでパサパサになったなど、味や質の思わぬダウンに悩んだことはありませんか?
この理由は、電子レンジが持っている性質に隠されています。
オーブングリルや魚焼きグリルが赤外線や直火でストレートに食材を温めるのに対して、電子レンジは「食材をこすり合わせた時にできる摩擦熱」でモノを温めています。
庫内にある真空管からマイクロウェーブという高周波を出し、食材に含まれる水分子に一定の流れをつくってあげることで、安定した熱を生み出すシステムを造り出しているのです。
◎レンジが苦手な食材とは?
・ゆで卵/銀杏/たらこ
・ピザ/パン/肉まん
・水分の少ない野菜(ゴボウ/さつま芋)
電子レンジは食べ物の摩擦熱を利用して熱を生み出すため、食材のなかには相性の良くないものもあります。
ゆで卵や銀杏などうすい膜で覆われた食べ物は、温めすぎると破裂するリスクがあります。
ピザやパン・肉まんなど「水分が命」のジューシーな食材も要注意。
マイクロウェーブがあたるとき、表面の水分が水蒸気となり飛んでしまい、パサつきや固さの原因になります。
ピザを電子レンジに入れたとき固さが気になるのは、表面のみ水分が蒸発し芳ばしさが失われてしまうからです。
手軽に使えるレンジですが、こうした欠点も理解しておくことが大切です。
あなたのピザがさらに旨くなる!マル秘テク
便利だけれども、加熱ムラができ固さが気になりやすい電子レンジ。
ご家庭のアイテムをつかい、簡単にピザを焼く方法をご紹介します。
◆テクニック1「早めに冷凍庫から出しておく」
冷凍ピザの旨さを引き出すためには、キチンとした解凍方法も重要なポイントです。
焼き上げの直前に冷凍庫から出してしまうと、生地内部は凍ったままのカチカチ状態に。
オーブングリルで温めても、冷たいところ・温かいところのアンバランスさが気になってしまいます。
キレイに解凍したいときは、できれば「食べる2~3時間まえに常温に戻してあげること」が大切です。
常温に戻してあげることで、生地が冷凍まえの状態に戻り、熱を加えたときのふんわり・サクサク感が出やすくなります。
★「SOS!」もし時間がないときは…?★
・自然解凍の代わりに、レンジの「解凍機能」を使おう
自然解凍する時間がどうしても作れないときは「電子レンジの解凍機能」を賢く使いましょう。
解凍ボタンを押すとセンサーが自動的に解凍時間をチェック、計測に見合った時間やワット数を調整してくれます。
解凍機能を使うときはセンサーが正しく判別できるよう、ラップを外したままの状態で使うことがポイントです。
解凍ボタンが無いときは「弱に合わせ3分~4分加熱すること」でも代用できます。
手早く済ませようと一度に何枚ものピザを重ねてしまうと、内側や外側に加熱ムラが生じやすくなります。
面倒でも1枚ずつ解凍すると、キレイに仕上がります。
◆テクニック2「霧吹き&アルミホイルをつかう」
100均でも用意できる霧吹きとアルミホイルは、実はピザと仲良しのグッズです。
解凍したあと、ピザの縁部分にしっとり湿るくらいの水をかけておきましょう。
霧吹き後、水分を逃さないようにアルミホイルで縁の部分を覆ってあげると、スチーム効果で耳までふっくら、厚みのある仕上がりになります。
◆テクニック3「オーブントースターで手早く焼く」
強い火力が出やすいオーブントースターは名わき役です。
庫内は予熱で3~4分事前に軽く温めておき、熱が行きわたった状態でピザを入れていきます。
あまりじっくり焼き過ぎると生地の固さが目立ってしまうため、5分前後で引き上げるのがおすすめです。
チーズがぐつぐつ煮立った出来たてのピッツァは、香ばしさもひとしおです。
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