2017.12.23

調理のヒント

冷めてカチカチになったピザ、最強の温め直し方は?

冷めてカチカチになったピザ、最強の温め直し方は?

ピザボックスに入れっぱなしのピッツァは、時間が経つと、岩のようにコチコチに固くなってしまうことがあります。

「焼きたてのジューシーさを取り戻したい!」と願うのなら、プロがオススメする『温め直し方のコツ』を知っておくことが大切です。

諦めていたお残しピッツァが、魔法をかけたように美味しく生まれ変わります。

持ち帰りピザの上手な温め方🍕冷めたピザが驚きの美味しさに!

【温め直し1】NYのシェフ直伝、フライパンと水で温める方法

冷めたピザを素早く温めようと、電子レンジを使っていませんか。合っているようで、実はこれは間違いのもと。

電子レンジは加熱するとき、食材に含まれる水分を蒸発させてしまう性質があるため、うるおいや旨みが飛びパサついてしまうことも…。

美味しさを復活させようと思ったら、レンジは使わない方が無難です。

フライパンとで少量の水で、ふっくらモチモチ

オリジナルのレシピ本も販売している、ニューヨークのピザレストランロベルタのシェフが提案しているのが、『フライパン1つで、焼きたてピッツァに戻す方法』です。

用意するのはフライパンと、時間が経ってパサつきが気になってきたピッツァ少量の水のみ。フライパンにピッツァを入れて、そのまま2分程度素焼きします。

テフロン加工されていないフライパンを使う場合は、大さじ1杯程度のオリーブ油をひいておくのがオススメです。生地全体が温まったら、少量の水(大さじ2杯程度)を、フライパンの隅に入れ、フタをするだけ。

このとき生地に、直接水を垂らさないよう注意するのが、パリっと仕上げるポイントです。余裕のある方はフライパンの底に、「クッキングペーパーを1枚敷いておく」と、生地と水が交わらなくてすみます。

そのまま1分程度焼いたら、できあがり。

フライパンで『蒸し焼き』することで、失われた水分を程よくプラスしながら、美味しさを取り戻すこともできます。生地がソフトに柔らかくなるため、ハードな食感もまろやかに変形していきます。

【温め直し1】NYのシェフ直伝、フライパンと水で温める方法

オーブントースター

フォンターナのピザ職人も活用しているのが、オーブントースターを使うワザです。

トッピング具材がのっていない耳の部分は、空気に触れやすく、時間が経つと、ゴワつきが気になってしまうこともあります。

霧吹きでシュッシュッ水分補給、うるおいピッツァに早変わり!

耳の固さが気になるときに、役に立ってくれるのが、霧吹き。固さが目立つ縁を中心に、シュッシュッと数回水分をプラスしてあげましょう。

水分が逃げないように、アルミホイルで耳の部分をふんわり包み、オーブントースターに入れます。冷たいままのオーブントースターは、火力が弱くパリッと焼きあがらないため、「生地を入れる前に、3~4分程度予熱をしておくこと」もポイントです。

アツアツの庫内にピッツァを入れ、約5分焼くと、出来たての香りがキッチンに漂います。

オーブントースターは、電子レンジやオーブングリルと比べて、「薪窯に近い状態で焼ける、優れもの家電」です。見た目はコンパクトなのに、しっかり強火を出せるためプロの仕上がりを期待できます。

オーブントースターVSレンジ、旨いピザができるのはどっち?

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【温め直し3】魚焼きグリルでこんがり温める方法

3つめにご紹介するのが、『魚焼きグリル』で、冷たいピッツァを復活させる方法です。

バラエティ番組で取り上げられることも増えてきた、魚焼きグリルを使ったクッキング方法。

片面焼きでは300度、両面焼きでは400度近い高温が出せるため、キッチンの小さなピザ窯といっても過言ではないほど…。

【神ワザ】ピザ専用フライパン「グリルピザプレート」の焼き方

魚焼きグリルを上手に扱いたいときに、気を付けておきたいのが「におい汚れ」です。

重曹をつかい庫内をクリーンに、臭いうつりを防いでおく

庫内は高温のため、臭いは瞬時に蒸発されるため、きちんと使えば気になることはありません。

けれども焼くたびに、魚の生臭さが生地にうつってしまうのは、「網や底皿がキチンと掃除できていない」証拠。使用前にぬるま湯に溶かした重曹水で、グリル全体を洗っておくと、頑固な臭い汚れを吸収できます。

焼くときにアルミホイルを1枚敷く」と、さらに臭いうつりを予防できます。

オーブントースターと同じく、あらかじめ予熱しておいた庫内にピッツァを投入。直火でこんがり焼ける魚焼きグリルは、わずか3~4分で、旨みたっぷりのひと皿がつくれます。

★時間が経って旨さがダウンしたピッツァを、もう一度温め直す方法をお伝えしました。

信州産の薪でダイナミックに焼いた「薪窯ナポリピザ・フォンターナのピッツァ」は、
生地の内部に水分をギュッと閉じ込めてあるため、「冷めても美味しい」と大評判です。

いつまでも美味しさが変わらない極旨ピッツァを、次はあなたの食卓でお試しください。

 
 
 
 
 
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