2018.03.28
調理のヒント【タイプ別】冷蔵ピザ、チルドピザ、冷凍ピザのおいしい保存方法
耳はパリっ、中はふんわり。
期待を裏切らないおいしいピザは、毎日でも飽きない食べ物です。
ネットやお店で購入できるピザは冷蔵かチルドか、タイプによって保存の仕方もかわってきます。
それぞれの性格を知ることで、さらに味わいもアップ。
いつ焼いても美味しいピザに出会えますよ。
本日のメニュー
冷蔵タイプのピザ、フレッシュな保存方法とは?
・常温なら涼しい場所へ、冷蔵庫ならラップして約3日
パン屋さんのソフトなピザパン、スーパーで販売されている惣菜パン、宅配ショップのデリバリーピザなど「常温で販売されているピッツァ」はどう冷蔵庫で保存すればよいのでしょうか。
買ってきてスグに食べる場合は、冷蔵庫に入れなくても大丈夫。
品質が劣化しないよう、直射日光のあたらない涼しい場所に保管しておきます。
翌日に食べこしたいときは、ヒンヤリした冷蔵庫に移し替えておくと安心です。
一般的な冷蔵庫の温度は約3℃。
酸化や臭い移りを防ぐためにラップでくるみ、保存容器に入れておきます。
小麦粉にはグルテンと呼ばれる「美味しい旨み成分」が含まれています。
モチモチ弾力のある生地に仕立ててくれる名わき役ですが、冷たい庫内に放置しておくと固さが際立ち、本来の美味しさが感じられなくなることもあります。
冷蔵庫にストックしておく場合は、1日~3日以内には食べきることがおすすめです。
すぐに食べない場合は、グルテンの硬化を防ぐためにも「冷凍保存」がおすすめです。
チルドタイプのピザ、おいしい保存方法とは?
スーパーでよく並んでいるのが、便利なチルドタイプのピザ。
ジェノベーゼやマルゲリータ・クアトロフォルマッジなど、定番メニューが揃っています。
身近なチルド系のピザを保存するには、どのような工夫をしたら良いでしょうか。
冷蔵庫のチルドルームは、平均して0℃~2℃に保たれています。
3℃前後の冷蔵ルームと比べて気温は低め。
かまぼこやチーズを保管しておくのに、ふさわしい部屋になっています。
食材が凍る0℃ギリギリの低い温度に設定してあることで、傷みやすいデリケートな食材を長持ちさせてくれるメリットもあります。
・美味しい目安は約10日、未開封のままチルド室へ
チルド製のピザは、購入したときのパッケージのままチルド室に入れておきましょう。
万が一封を破いてしまったものは、大きめのジップロックに移し替えるなど、ワンアクションが必要です。
袋が開いた状態で保存すると、ピザの一部がカチカチに固くなったり、一緒に保存している食材の臭いがうつってしまうこともあります。
チルド製のピザの賞味期限は約10日~14日が多いのですが、メーカーによってその日にちもマチマチ。
ラベルをよく読んで、なるべく早い段階で食べきるのがおすすめです。
冷凍タイプのピザ、ふわふわの保存方法とは?
・お届け後スグに冷凍庫へ、おいしさ1カ月長持ち
冷蔵やチルドと比べて、実はパリッと美味しく保存できるのが「冷凍保存」です。
冷凍庫はマイナス18℃前後に保たれていますが、この温度は実はもっとも食品をおいしく保存できる魅惑のゾーン。
あえて低温状態で保管しておくことで、小麦粉に含まれているデンプン質が固くなりすぎず、柔らかい食感のまま保存しておくことができます。
冷凍タイプのピザは自宅に届いたあと未開封のまま、スグに冷凍庫に移し替えてあげることがポイント。
お届けの段ボール箱のままキッチン台に放置しておくと、自然解凍がはじまり旨み成分がドリップしてしまうこともあります。
冷凍食品を一度解凍させ、再び冷凍する…これを何度も繰り返していると、細胞に傷がつき焼き立てのサクサクとした風味が損なわれてしまうこともあります。
フレッシュな風味を長持ちさせたいなら、宅配時の保存にもこだわっておきましょう。
冷凍ピザの袋は、長時間のストックに耐えられるよう丈夫な素材で作られています。
未開封の状態であれば、ラップや保存袋に入れ直さなくても、そのまま約1カ月おいしさを保てます。
常温やチルドと比べて、いつまでもシャキッとした鮮度の良さを楽しめるのは、冷凍ピザならではの特典。
薪窯ナポリピザ・フォンターナのピッツァで、一流リストランテの味をお楽しみください♪