2017.05.23
ピザの具材ピザのおいしさを占う「チーズ」 ~ピザに使うチーズのあれこれまとめ
コクがあり、とろり溶ける「チーズ」はピザの美味しさに欠かすことのできない要素ですね!CMや広告でも必ず口元から伸びるチーズのイメージが掲載されている程です。
1言でチーズといっても世界には原料や製造工程によって1,000種類以上ものチーズがあると言われています。では、ピザにはどんなチーズが使用されているのでしょうか?この記事ではピザに使用されている代表的なチーズや変わり種のチーズ、家庭で作る場合におススメチーズなどご紹介していきたいと思います。
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世界のチーズの種類
チーズは大きく分けると、製造工程の違いから「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分類されます。「ナチュラルチーズ」はその中でもさらに「フレッシュチーズ」、「ハードorセミハードチーズ」「青カビチーズ」、「白カビチーズ」、「ウォッシュチーズ」などに分類されます。
「ナチュラルチーズ」の特徴としては、牛乳やヤギの乳など原料となる乳に乳酸菌と凝乳酵素を加え、固めたもので発酵や熟成過程を経ており風味が豊かなチーズとなる点です。一方「プロセスチーズ」はナチュラルチーズを原料に乳化剤を加えて加熱して成形したもので、クセのない味わいがあり保存性に優れている点や低コストという点が特徴と言えます。
日本やアメリカでは「プロセスチーズ」も多く消費されていますが、ヨーロッパでは「チーズ=ナチュラルチーズ」と認識されており「プロセスチーズ」はあまり流通していないようです。
ピザに使用される代表的なチーズ
そんな多くの種類があるチーズの中で、ピザ用に使用される代表的なチーズとしては「チェダーチーズ」や「ゴーダチーズ」が有名です。これらは「ナチュラルチーズ」の中の「セミハードチーズ」の中に分類され「チェダーチーズ」はイギリス、「ゴーダチーズ」はオランダ産のチーズとして親しまれています。
どちらも熟成度によって風味が変わる味わい深いチーズですが、クセが少なくマイルドな口当たりなので日本人の嗜好にも合うので、そのままワインと一緒に楽しんだり、グラタンやキッシュなどにも利用されています。
また、「フレッシュチーズ」に分類され爽やかな味わいで愛されている「モッツアレラチーズ」もピザのトッピングとして人気のチーズです。アメリカ人はピザが大好きなので有名で、平均すると1人で1年間に39枚ほど食べているそうです。そんなアメリカ人がよく好むピザも、モッツアレラチーズを活用しているものがメジャーです
家庭用ピザにおススメなチーズ
家庭でピザを作る場合に使用される市販のピザ用ミックスチーズには、ナチュラルチーズを2~3数種類混ぜたもので使用されているチーズや、プロセスチーズを数種類混ぜたものがあります。
それぞれ商品によってチーズの配合や味わいが変わる為、「チェダーチーズ」や「ゴーダチーズ」などコクがあるチーズの配合が多いものや「モッツアレラチーズ」など爽やかな味わいのチーズなどご自身の好みに応じた配合のものを選んだり、市販のチーズにちょっとアクセントになる「青カビチーズ」といった変わり種のチーズをプラスするなどオリジナルのミックスチーズにしても楽しめるかと思います。
まとめ
ピザに使用されているチーズのコクや美味しさは、数種類のチーズをブレンドすることにより引き出される味わいだったのですね。普段何気なくスーパーやデパートで手に取るミックスチーズも「どんなチーズが入っているのだろう?」と興味を持つことで家庭用のピザもお店で食べるようなこだわりのピザに近づけることができそうです。チーズ専門店などで珍しいチーズを見つけてアクセントにしてみることも楽しそうですね!
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