2018.06.07
ピザ雑学【関東vs関西】ところ変わるとこんなに違う!ピザのランキング
旅行や出張でお住まいの街を飛び出したとき、現地の味つけに衝撃を受けたことはありませんか?
うどんのつゆひとつ取ってみても、関東はしょう油ベースの濃い口、関西は昆布だしベースの薄口、見た目のテイストや風合いも似て非なるものです。
今回ご紹介するのは東と西のピザのランキング対決です。
意外な結果を楽しんでみてくださいね。
本日のメニュー
関東のピザランキング、こってり派が優勢?
・1位 マルゲリータ
・2位 サバの味噌煮ピザ
・3位 エビマヨ
・4位 きのことジャガイモのミートグラタンピザ
・5位 山賊焼き風ピザ
▽武士が栄えた江戸文化、しょっぱいモノがお好き
関西に住んでいる方が関東圏に遊びに来て驚くのが、茶色に染まった色の濃いうどんやお雑煮。
東京などの関東エリアでは、味付けにかつおだしや濃い口しょう油を使います。
力強いかつお出汁は、関東の濃い味付けのルーツになっているもの。
一説によると武士や職人さんの街として栄えたお江戸では、塩分のきいた強めの味付けが好まれたのだとか…。
カップ麺の王道・どん兵衛も関東エリアで販売されているものは一段と色が濃く、ピリリと塩辛い味付けになっています。
関東で好まれやすいピザのランキングは1位が王道のマルゲリータ、2位がサバの味噌煮ピザ、3位がエビマヨ。
トマトソースや味噌ソース・マヨネーズ等を使った、フレンドリーな味付けが好まれる傾向にあります。
究極の2択!マルゲリータ・ブォーノVSマルゲリータブッファラ
関西のピザランキング、あっさり派が勝利?
・1位 ロマーナ
・2位 大人のクアトロフォルマッジ
・3位 合鴨スモークのジェノベーゼピザ
・4位 スパイシーソーセージのピザ
・5位 プルコギ風ピザ
▽お公家さんが栄えた上方文化、ライトな味がお好き
関西エリアでうどんというと、透明なスープに包まれたあっさり味の麺。
東京で見かける天カスの代わりに、薄切りの油揚げと京都産の葉ネギがたっぷり入っています。
京都や大阪などの関西エリアでは、昆布やシイタケを使った上品な味わいが主流です。
これは寺院やお公家さんが多かった京都付近で、懐石料理のように目で見て味わう上品な食べ物が好まれてきたから…。
見た目の美しさを優先させる文化を受けつぎ、どん兵衛の関西バージョンは今でも薄口しょう油味。
透明感のある黄金スープが特徴的です。
関西で好まれやすいピザのランキングは、1位がロマーナ、2位がクアトロフォルマッジ、3位が合鴨スモークのジェノベーゼピザという結果に。
ロマーナは隠し味にアンチョビを、クアトロフォルマッジにはゴルゴンゾーラがアクセントとして加えられています。
優しい味わいの中にもピリリと個性の際立つ食材を、おいしくブレンドしたピザが好まれています。
ツウ好みのハイセンスなピザは、写真映えもバツグン。
思わずカメラに収めたくなる、フォトジェニックなピザばかりです。
季節やシーンによっても変わる「いま食べたいひと皿」
かごの屋やオリジン弁当などの飲食店では、東と西で異なるフードメニューを出していることでも有名です。
セブンイレブンのおにぎりは、東日本では塩味のきいたパリパリ系の海苔を。
西日本ではみりんやしょう油が香ばしいしっとり系の海苔をつかい、地域の食文化に根づいたローカルメニューを展開しています。
一般的に関東はこってり、関西はあっさりの味付けが好まれる傾向にあります。
しかしそれはひとつの物差し。
関東に住んでいてもライトな味わいが好きな方、関西に住んでいてもヘビーな味が美味しいと感じる方もいます。
また私たちの味覚は、流れゆく季節によっても自然と変化していくもの。
汗をかきやすい夏場の季節は、梅干しやレモン・すだちなど酸っぱいものが恋しくなる季節です。
カレーなどのスパイシーな料理は、暑い夏ほど味わい深く感じられます。
反対に温もりが恋しい真冬の季節は、すき焼きや肉じゃがなど甘めの味付けが恋しく感じるときです。
大勢友だちが集まったときはビールやワインに合うコッテリした味付けを、1人でさくっと食べたい夜食は胃腸にやさしいあっさり風味を。
人数やシーンによっても、食べたい味は変わってきます。
東西のピザランキングはあくまで目安のひとつ。
その瞬間ごとに「いま食べたいもの」を美味しく味わう気持ちが、人生をさらに豊かにしてくれます。
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