2019.07.12
ピザ雑学【ピザや寿司の原価は?】意外に知らない、ホテルビュッフェの値段
グルメ雑誌で特集が組まれることも多い、高級ホテルのビュッフェ。
オープンキッチンの開放的な空間でピザやデザートをお腹いっぱい食べるのは、まさに至福のひとときです。
ファミリーレストランの食べ放題よりやや値段が高いホテルビュッフェですが、それぞれの食べ物の原価はいくらなのでしょうか。
気になる裏事情を取材してみました。
本日のメニュー
そもそも「ビュッフェ」って何のこと?
外資系ホテルや国産のリゾートホテル、色々な宿泊施設がしのぎを削る中で、最近ヒューチャーされているのが高級ホテルのビュッフェ。
英語のような響きがあるビュッフェ【buffet】ですが、語源はなんとフランス語。
「カウンターや棚に食べ物を飾る」という意味があって、めいめいが好きな食べ物を選ぶ「セルフサービス方式の食事」を示しています。
・間違えやすい、ビュッフェとバイキング
ちなみにうっかり間違えやすいのが、ビュッフェとバイキングの違い。
似ているように見えるものの、ビュッフェはフランス語でバイキングは和製英語。
海外のレストランで「バイキングはありますか?」とボーイさんに尋ねても通じない事もあるため要注意。
海外ホテルのビュッフェは「好みの食べ物を選んだら、その分の料金を後で支払う」スタイルを採用しています。
つまり日本のバイキング(食べ放題)と異なり、料金は食べた分だけ上がっていく仕組みになっているのです。
海外旅行でビュッフェスタイルのレストランに入ったとき、欲張ってあれもこれも取り過ぎて、後からものすごい金額を請求されないよう気を付けておきたいものです。
ピザや寿司は何円?ブッフェの原価
日本でビュッフェと言うと、バイキングとほぼ同じ意味合いを指すもの。
「決められた値段を払えば、どんなに食べてもOK」というユルいルールが根付いています。
一般的な高級ホテルのビュッフェは昼が3,500円~5,000円、夜が5,000円~8,000円がひとつの相場の目安。
五つ星レストランの場合は、1人12,000円~程度かかる場合もあります。
ファミレス型のお店と違い、桁違いに料金が高い高級ホテルのビュッフェ。
原価がどのくらいなのか、やはり気になってしまうもの。
ホテルに業務用として卸している食品会社のプライス表をもとに、1個あたりのおおまかな原価を算出してみました。
『人気ビュッフェの原価』
・寿司(マグロ、ウニ)…一貫200円~300円
・寿司(赤貝・イカ)…一貫100円
・寿司(玉子・ツナマヨ)…一貫50円
・ビーフステーキ…800円
・ローストビーフ…550円
・マルゲリータピザ…400円~500円
・魚介のグラタン…470円
・インド風カレー…450円
・冷製パスタ…420円
・ハンバーグ…400円
・フルーツタルト…380円
・チョコレートケーキ…280円
・ナン…200円
・NY風カップケーキ…80円
・ハワイ風パンケーキ…78円
・クロワッサン…77円
・魚の西京焼き…75円
・肉巻きおにぎり…73円
・カクテル…60円
・コーンスープ…40円
・ラーメン&うどん…50円
・コーヒー&紅茶…35円
高級ホテルのビュッフェ、元を取るのは大変?ラク?
高級ホテルのビュッフェの原価を、大まかにチェックしてみました。
チェーン店のバイキングと比較すると、原価はやや高いようです。
全体的な傾向を見てみると、寿司やローストビーフ・マルゲリータピザなどの値段は高いものの、デザートやうどん・コーヒーなどのドリンク類は安い傾向に。
同じ寿司でも光モノは高く、玉子やかっぱ巻きなどは安い流れが見えます。
・がっちり元を取るのは、やっぱり難しい
ホテルのビュッフェに出かけると盛り付けの豪華さに圧倒されて、冷静な目を見失いやすくなるもの。
欲張って元を取ろうと思っていても、安い原価のデザートやドリンクに目を奪われて結果的に損することもあります。
選んだアイテムにもよりますが、1人5,000円程度の高級ホテルの食べ放題で元を取るのは、一般の方にはなかなか難しい技…と言えるかもしれません。
☆気になるホテルビュッフェの原価についてお伝えしました。
「もっとおトクに、食べ放題を楽しみたい」
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大皿にサラダやピザ・スイーツを盛りつけ、めいめいが好きに取れるセルフサービス方式にすると、いつものテーブルがさらに華やかに生まれ変わります。
心がリッチになれる美味しいピザと一緒に、ラグジュアリーなひとときをお楽しみください。