2017.07.31

ピザの具材

ピザにも使われる「バジルソース」について

バジル

ペースト状のバジルが使われているソースを、ジェノベーゼと日本では言い換えることがありますが、正確にはこのジェノベーゼは別のものを指すそうです。
海外で言われる正しい意味でのジェノベーゼソースとは、イタリアのカンパリア地方で収穫された豊かな玉ねぎをたっぷりと使ったパスタソースの事を指すそうです。
そのパスタソースに実は、バジルは使用されておらず、甘い玉ねぎがベースとなっているソースだそうです。
このジェノベーゼとはルネッサンス時代に、イタリアのジェノバ県からナポリに伝わったとされています。
その後、カンパリア地方に伝わるソースとして有名になったそうです。

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しかし日本ではジェノベーゼと言うと、バジルを使ったソースをイメージする人も多いはず。
では日本で言うところのジェノベーゼソースとは本来何というのでしょうか。
今回はバジルを使用したソースについてご紹介しましょう。

日本人がジェノベーゼと呼んでいるバジルのソースについて。
日本でジェノベーゼソースと呼ばれるバジルのソースですが、調べたところ正確には、ペスト。
または、ペスト・ジェノベーゼと呼ばれているそうです。
このペスト・ジェノベーゼとは、バジルに調味料を加え、ペースト状にしたソースの事をいいます。

イタリアのジェノバ県が起源のソースということですが、同じジェノバ県を起源とするジェノベーゼとペスト・ジェノベーゼの二つのソース、海外でジェノベーゼソースを使った料理を注文すると、甘い玉ねぎがベースのソースを使った料理が出されます。
海外ではバジルを使用したジェノベーゼソースよりも、玉ねぎを使ったジェノベーゼソースが有名なのでしょう。
海外でバジルがベースのソースを注文する場合は、ペスト・ジェノベーゼと言ってみましょう。

このペスト・ジェノベーゼは、調味料の一種とされ、伝統的にジェノバのとある地区で栽培されたバジルの葉を使用したペスト・ジェノベーゼが最高の品質のペストとされていました。
バジルの葉を小束で10束と、ニンニクひとかけ、松の実一握りをよくつぶし、塩とパルミジャーノとペコリーノ・サルドを入れ、オリーブオイルを加えたものをペースト状にしたソースで、イタリアの代表的なソースであるトマトソースの赤色とは対照的な鮮やかな緑色をしているのが特徴です。

このバジルソースは香り豊かで味も抜群に美味しく、パスタやピザのソースとしてなどにも使われますし、サラダに和えることや鶏肉を焼く時に使ってもいいでしょう。

このソースは市販でも簡単に手に入れることが可能ですが、調理することもとても簡単です。
しかしもしこのバジルソースを保存する場合、バジルは傷みやすいので、バジルソースを薄いオイルの層で覆い、便などのガラス容器に入れておきましょう。
ビンにいれて、上層にオリーブオイルが5mm~1cmに満たないようなら、オイルを追加し、バジルが痛まないよう空気にふれないように注意することが必要です。

そして冷蔵庫に保存します。

使用する際はビンの中をよくかき混ぜてから使用しましょう。また、1週間以上使用しない場合は、空気の隙間があまり入らないようなサイズのタッパーを用意し、冷凍庫で保存しましょう。

以上が日本でジェノベーゼと呼ばれているバジルのソースについてです。
日本で呼ばれている名称が、海外では全く違ったものを指しているというのは、珍しい事ではないでしょう。

例えばパスタも、日本ではスパゲッティのイメージがありますが、イタリアでは小麦粉を使った練り物全般のことを意味し、マカロニやペンネ、パンの生地などもパスタと呼ばれます。

イタリアのスパゲッティは日本で言うロングパスタを意味しており、直径が2mm前後の細長い麺のことを指します。

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