2017.08.19
ピザ職人が丁寧に教えます!初めての人でも分かる、ピザ生地をこねるときのコツまとめ
ハイキングに出かけようと思っていた休日の朝、天気予報が変わり朝から小雨がシトシト…。
こんな日は思いきって、ご自宅で手づくりピザを楽しんでみてはいかがでしょうか。
生地から作るホームメイドピザは美味しさも満点、ステキな思い出も形づくれます。
初心者の方でもトライしやすい「ピザのこね方」をご紹介します。
簡単すぎるピザ生地のレシピ、15分でおウチイタリアン始めよう!
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ステップ1:大きめのボールで、粗い粒を消す
ピザ職人がおすすめするのは、ユトリある大きめサイズのステンレス製ボール。
「料理の基礎は道具選びから」といわれるように、使用するキッチンツールはストレスフリーなものを選んでおくと安心です。
たっぷりの小麦粉を入れて混ぜてもダマになりにくい大き目サイズのボールは、ひとつ持っておくと重宝します。
用意するのは強力粉・薄力粉・塩・砂糖・ドライイースト・ぬるま湯。
ドライイーストはぬるま湯で溶かし、強力粉になじませるように少しずつ入れていきます。
木べらでさっくりかき混ぜ、すべての材料をブレンドしていきます。
最初はボソボソとしていた生地も手で混ぜ合わせるうちに、次第に滑らかな質感に変わっていきます。
このとき強力粉の粒感を消すように荒っぽさを取り除いていくと、失敗の少ないまろやかなピザベースが出来あがります。
いくら混ぜても粒感が消えないときは、少量のぬるま湯をプラス。
水分が増えると、生地全体がふっくらしてきます。
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ステップ2:体重をかけて、まとまりのあるピザ生地へ
生地に少しまとまりが出てきたら、いよいよキッチン台に場所を移し次のステップへ進みます。
小麦粉を薄くひいた台に、先ほどボールで混ぜた生地をのせ、縦横に引っ張るように力を加えていきます。
生地の伸びが悪いと感じたときは、体重をかけるようなイメージで強い圧力を上からかけると、短時間で効率よくこねられます。
表面をこねたらひっくり返して次は裏面、右方向へ伸ばしたら次は左方向へ。
生地全体に均一に力が加わるよう、360度まんべんなく手ごねするのが美味しいピザ作りのコツです。
初心者の方は「こんなに乱暴に扱って大丈夫?」とお手柔らかにピザ生地をこねるのですが、プロに言わせるとこのやり方は邪道。
やや粗いと思えるくらい強烈な刺激を与えることでピザ生地がパワーアップ、旨みが増します。
ステップ3:キッチン台に叩きつけて、輝くようなピザ生地へ
色々な角度からこねたピザ生地は、荒っぽさが消え落ちついたテイストへ変化していきます。
やや質感に物足りなさを感じるときは、本場のピザ職人もおこなっている、叩きつけの手法を。
生地のどちらか一方を持ち、キッチンの台やシンクに叩きつけるように力を加えていきます。
叩きつけた生地はひとつにまとめ、今度は別の一方を持ち叩きつけていきます。
このプロセスを付け加えると、ボソボソした生地がツルツル滑らか美しく光っていきます。
つきたてのお餅のようにふんわりとした仕上がりになったら、しっかり生地が伸びている証拠です。
ステップ4:オリーブオイルで香りのエッセンスを
叩きつけのプロセスが終わったら、香りづけにオリーブオイルを加えていきます。
オリーブオイルには幾つかの種類がありますが、ご用意できるなら高級なエキストラ・バージンオリーブオイルを。
生ジュースのようなエキストラ・バージンオリーブオイルは、ピザ生地に潤いとコクをプラスしてくれます。
オリーブオイルを加えたら、ピザ生地と会話を楽しむように緩やかにこねていきます。
すでにピザ生地が完成品に近づいているため、力まずさっくり混ぜ合わせるように力を加えていくのがポイントです。
生地をひとつに丸め発酵、伸ばすプロセスを加えたあと、成形し焼き上げていきます。
トマトやチーズ・シーフードやコーンなど、好みの具材を載せたピザはオリジナル感も満載です。
今回はピザ職人の直伝「ピザ生地のこね方」をクローズアップしてお届けしました。
初めて手づくりピザを作るときは慎重になりやすいのですが、失敗を恐れずある程度ハードな力を加えることで、ナチュラルで美味しいピザが完成します。
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熟練したピザ職人が手ごねした本格派のナポリピッツァは、豊かな味わいとカラフルなハッピーを届けてくれます。